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今、銀歯を入れない5つの理由

歯科業界は、日進月歩で進化しています。補綴物といって歯のかぶせ、つめものも10年前とは全く違う材質のものが出てきます。

当院では、この度、自費のかぶせの種類を一掃し、自費のかぶせ及びつめものには一切、金属を使わないメニューとなりました。

一度、セラミックを入れた人は、銀歯を入れません。その理由をご説明します。

1.  目立つ

2.  むし歯になりやすい

3.  歯茎が黒くなる

4.  銀歯の下でむし歯が広がる

5.  汚れがつきやすい

もう少し、個別に詳しく見ていきます。

まず、①銀歯はなんといっても見た目が悪いです。口をあけて笑ったときに見えるこの感じ。

銀歯写真

やはり、歯の色は白く透明感があるほうが見た目にもきれいで第一印象もよくなりますし、銀歯が見えると年齢が実際より上に見えます。

次にむし歯になりやすいです。一度削った歯は、またむし歯になる可能性が高いです。

最初は小さなむし歯でつめものをしたけど、何年か経ち、全体のかぶせになり、また何年か経ち、抜歯し、ブリッジになり、入れ歯になり、歯がなくなるという方が多いです。

むし歯になるのは、自分の歯と銀歯の間がむし歯になるからです。お口の中に入れた銀歯は、酸性、アルカリ性、熱いもの、冷たいもの様々なものを食べることにより、劣化し、むし歯になるのです。

次に歯茎が黒くなります金属アレルギーがない方でも、銀歯を口の中に入れると、金属が溶け出すことにより、白い歯・ピンク色の歯茎は変色してきます。金属を入れた周り、ぜひ鏡で見てみてくださいね。

次に④銀歯の下でむし歯が広がります。痛いなどの症状が出てかぶせをとってみたら、むし歯は、こんな感じで広がっています。

銀歯の下でむし歯が広がっている写真

銀歯は、歯とはもともとくっつかない性質のものです。ですので、取れない形にしてはめこんでいます。銀歯が取れて中が大きなむし歯になっていた、ということはよくあることです。セラミックは歯とよくくっつくので中でむし歯がひろがることはありません。

最後に⑤銀歯は汚れがつきやすいです。

銀歯はこの50年間作り方が変わっていません。印象材で型をとり、接着するというこの作り方、50年も前から、ほとんど作り方が変わっていないのです。銀歯の表面には、目に見えない小さな傷が多くあり、その傷の中に細菌がつきます。歯ブラシで磨いても、傷の中の細菌はとれないのでお口の中にべとべと感が残ります。セラミックは表面を一度コーティングしてから焼くので傷がなく汚れが付きにくいのです。

いかがでしたか?最後に銀歯に使われる材料についてご説明します。

いわゆる銀歯の材料は、金銀パラジウム合金です。ヨーロッパなどの先進諸国では金パラの使用はなくなりました。特にドイツでは銀歯と慢性疲労症候群との関係が言われており、実際に、銀歯をセラミックに変えたら、慢性的な体調不良(頭痛や肩こり)がほとんどのケースにおいて軽減されたという報告があります。

これについては、日本では金パラは認められている材料ですし、絶対に悪とはいえませんが、歯科業界の進歩にともない、メタルフリーの時代になっていることは確かといえます。

当院では、説明を受けずに銀歯を入れられたということのないよう、かぶせについては必ずご説明をしまして、選択していただいております。

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