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矯正装置が入るまで〜すぐに装置が入るわけではありません〜流れを解説

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本矯正歯科学会認定医・歯学博士    河底晴紀

 

河底歯科・矯正歯科の院長河底晴紀です。 今日は、矯正装置が入るまでの流れについてお話します。

1.矯正相談 2.矯正検査 3.診断 4.クリーニング 5.装置装着

①まず、矯正相談という形で予約をとって頂きます。(ウェブかお電話でご予約お取りできます) 矯正相談では、矯正専用の問診票を書いていただき、レントゲン、口腔内写真の撮影をします。そ こから、問診票を見ながらカウンセリングをさせていただきます。カウンセリングした後、矯正 のドクターから詳しいお話しをします。これが矯正相談の流れになります。矯正相談をさせて頂く ことで、患者様自身が気になる事や不安に思う事を気軽に聞くことができます。

【矯正相談(60分)の流れ】

1. 問診票の記入は事前に書いていれば不要です

現在のお悩みや治療歴を伺います。

2. 検査(レントゲン2枚・口腔内写真撮影)

精密な診断のために、正確なデータを取得します。

レントゲン撮影時は金属類を外していただきますので、ヘアピン・ピアス類は事前に外しておいていただけるとスムーズです。

3. カウンセリング

お悩み・希望・心配な点を詳しく伺います。

※聞きたいことがあれば、事前にメモしてご持参いただくと漏れがありません。

4. 医師による説明

検査結果やお口の状態をもとに、最適な治療方法や開始時期、費用感などを丁寧にご説明します。

【ご持参いただくもの】

  • 紹介状(他院からお持ちの方)

  • これまでの資料(お預かりしているものがあれば必ずご持参ください)

 

②次は、検査です。

■ 精密検査について(所要時間:約60分)

矯正治療を安全かつ正確に進めるために、まず「精密検査」を行います。

この検査で得られたデータをもとに、担当ドクターが最適な治療計画を立てます。

● 精密検査の内容

  • 顔面写真撮影

     お顔全体や横顔など、矯正によるお顔の変化を評価するための写真を撮影します。

  • 口腔内写真(精密)

     歯並びや噛み合わせ、歯ぐきの状態を細かく記録します。

  • レントゲン撮影(CTを含む)

     歯の根の状態、骨の厚み、親知らずの位置などを詳しく確認します。

     ※相談時に撮影したレントゲン以外の専門的な撮影を行います。

  • 3Dスキャナーによる歯型採取

     お口の中をスキャンして立体的なデータを作成します。

     従来の粘土のような歯型取りと異なり、負担が少なく短時間で終了します。

③次は、診断です。

■ 診断について(所要時間:30〜45分)

診断では、精密検査で取得したすべてのデータをもとに、矯正専門ドクターが

患者様一人ひとりに最適な治療方法をわかりやすくご説明します。

・現在の歯並び・噛み合わせの状態

・治療が必要な理由

・使用する矯正装置の種類

・治療期間の目安

・抜歯の有無

・治療のメリット・デメリット

・お見積もり(費用)

など、治療前に知っておきたい内容を丁寧に説明いたします。

ご質問や不安な点があれば、どんなことでもお気軽にお尋ねください。

患者様に十分ご納得いただいた上で、治療をスタートします。

 

④次に、クリーニングです。 

■ 装置装着までの流れと注意点

装置を装着するまでの回数やステップは、お口の状態や治療内容によって変わります

主な確認ポイントは次のとおりです。

① 虫歯の有無

虫歯がある場合は、矯正装置をつける前に必ず治療を行います。

装置をつけたままの虫歯治療は難しいため、先に治しておくことが重要です。

② 噛み合わせの状態

噛み合わせのバランスが大きく崩れている場合、

「スプリント」というマウスピース型の装置を数ヶ月使用していただくことがあります。

適切な噛み合わせに整えてから矯正治療に進むことで、より良い結果が得られます。

③ かぶせ物(クラウン)の調整

現在入っているかぶせ物が矯正の妨げになる場合、

一時的に仮歯へ変更することがあります。

かぶせ物の種類・位置によって対応が異なります。


■ 大人(成人矯正)の場合

成人矯正では、必要に応じて抜歯が行われるケースがあります。

抜歯が必要な方は、抜歯後に

  • 矯正装置をつけるための型取り

  • 装置作製

  • 装着日へ進む

という流れになります。

上下の装置は同日に装着しない場合もあります。

治療計画により、上から・下からなど順番を決めていきます。

なお、すべての患者様が抜歯を行うわけではありません。


■ 子どもの矯正(小児矯正)の場合

小児矯正(第1期治療)では、

基本的に抜歯は行わずに治療を進めます。

装置をつけるために必要な場合のみ、事前に型取りを行います。


必要な処置は患者様ごとに異なります。

当院では、お口の状態を精密に診断した上で、最適なステップをご提案します。

ご不明点があれば、どんなことでもお気軽にお尋ねください。

 

 

⑤④が終わると装置がつきます。基本的に装置が付くと、1ヶ月に1度ペースで来院していただ き、装置のチェックをしていきます。 矯正治療について、「期間が長い」「治療費がかかる」「痛そう」というイメージがあるのも事 実です。しかし、矯正治療=見た目を治すだけでなく、噛めなかった食事を噛んで食べれるよう になり、歯列を治すことで、繰り返すむし歯や歯周病を改善する例もあります。 少しでも歯並びを悩まれているようでしたら、気軽に矯正相談にお越しください。

やるべき3つのことは下記です。

1. 初診カウンセリング(矯正相談)を受ける

矯正治療を始める前に、まず初診カウンセリングを受けることが大切です。初診カウンセリングでは、歯科医師が患者様の口腔内を詳しく診察し、治療計画を立てます。以下の点に注意してください:

  • 現状の把握:自分の歯並びや咬み合わせの問題点を知ることが重要です。歯科医師から詳しい説明を受け、どのような治療が必要か理解しましょう。
  • 治療方法の選択:矯正治療にはさまざまな方法があります。ワイヤー矯正、マウスピース矯正(インビザライン)、部分矯正など、自分に最適な治療法を選びましょう。
  • 費用の確認:矯正治療は高額になることが多いです。治療費用や支払い方法についても詳しく確認し、計画を立てましょう。

2. 口腔内の健康状態を整える

矯正治療を始める前に、口腔内の健康状態を整えることが必要です。以下の点に注意してください:

  • 虫歯歯周病の治療:矯正治療中に虫歯や歯周病が悪化すると治療に支障が出ます。事前にしっかり治療しておきましょう。
  • 定期的なクリーニング:歯科医院での定期的なクリーニングを受けることで、口腔内を清潔に保ち、治療の準備を整えましょう。
  • 自己管理の徹底:日常のブラッシングやフロスを徹底し、口腔内の健康を維持しましょう。矯正治療中は特に自己管理が重要です。

3. ライフスタイルの見直し

矯正治療は長期間にわたることが多いため、ライフスタイルの見直しが必要です。以下の点に注意してください:

  • 食生活の調整:矯正治療中は硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避ける必要があります。食生活を見直し、矯正装置に負担をかけないようにしましょう。
  • 定期通院の計画:矯正治療には定期的な通院が必要です。通院のスケジュールを調整し、治療に専念できる環境を整えましょう。
  • モチベーションの維持:矯正治療は長期間にわたるため、途中でモチベーションが低下することがあります。治療の目的を再確認し、モチベーションを維持しましょう。

当院には矯正歯科医は3名の常勤ドクターが対応致します。

 

特に最近男性の審美意識が高くなって矯正相談が増えています。人気の河底歯科・矯正歯科までご予約ください。

この記事は、福山 尾道 三原 で人気の矯正歯科医河底歯科・矯正歯科院長河底晴紀が書いております。

◾️資格

・歯学博士

・日本矯正歯科学会認定医

◾️所属

日本臨床歯科学会(SJCD)

K-Project

・FCDC

MID-G 

広島県歯科医師会

福山市歯科医師会 理事

一般社団法人福山市歯科医師会附属福山歯科衛生士学校 歯科矯正学講師

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