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矯正治療と金属アレルギー:不安と対策、当院のこだわり装置選びとは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本矯正歯科学会認定医・歯学博士  河底晴紀

「矯正治療を受けたいけれど、金属アレルギーが心配…」
そんな不安を抱える方は近年増えています。実際、保険診療の銀歯、ピアス、ネックレスなどで反応が出てしまった経験を持つ方は、矯正装置選びに慎重になりがちです。この記事では「矯正治療 金属アレルギー」の疑問に、当院の最新装置を交えて徹底解説します。

金属アレルギーの基礎知識と起こりうるリスク
歯科治療で使う金属のうち、特に「ニッケル」「クロム」「コバルト」などはアレルギーを起こしやすい金属として知られています。症状は口内炎、赤み、痒み、腫れなど様々ですが、全身に影響する例も稀にあります。
金属アレルギー自体は珍しくありません。ただ、当院で矯正治療をされる方で金属アレルギーを発症された方はこの20年で0(ゼロ)です。

金属アレルギーが心配な方は、治療前に、金属アレルギーの有無や反応の程度を把握することが重要です。皮膚科でのパッチテストや、実際にブラケット材でのテストを行うことで、どの金属がNGなのか診断することができます。(医科歯科連携

金属アレルギーでも矯正治療は可能?
「金属アレルギーがあっても矯正治療はできるの?」答えはYESです。
現代の矯正歯科では、“金属を使わない”もしくは“アレルギーがきわめて起こりにくい”素材の装置が主流になっています。

当院では、審美面と機能面を両立されるブラケットとして、

前歯部には審美的なセラミックブラケット

奥歯部にはチタン製の金属ブラケット

この組み合わせは実用性・安全性ともに抜群です。当院採用のブラケットは、摩擦が少なく、歯が効率的に動く特徴も備えています。

当院の“金属アレルギー対応”矯正装置の特徴

前歯:審美性と金属レスの“セラミックブラケット”

透明感があり自然で目立たない

金属アレルギーのリスクほぼゼロ

奥歯:強度のあるチタン製ブラケット”

チタンは生体親和性が高く、インプラントにも使われる安全素材

一般的に金属アレルギー症例の発症リスクが極めて低い

当院使用の全ブラケット:特殊な低摩擦設計

ワイヤーとブラケットが滑らかに動き、歯列移動がスムーズ

治療期間短縮や違和感軽減にも貢献

セラミックブラケットは審美・安全・快適性をトータルで考慮し、見えにくくなっています。

金属アレルギーの場合の治療プロセス(当院のケース)
初診カウンセリングまたは矯正相談でアレルギー履歴を丁寧にヒアリング

必要に応じて金属パッチテスト(皮膚科連携)(医科歯科連携)当院では、金属アレルギーのパッチテストを丁寧にしている皮膚科と提携しております。

治療中は定期的に口腔内・体調の確認(症状変化があれば即対処)

奥歯にチタンを使う理由は、ワイヤーの強度・操作性とアレルギー安全性のバランスを考慮した結果です。
もしセラミックもチタンも合わない場合は、マウスピース型矯正(インビザライン等)を提案可能ですが、“全ての症例に適応するわけではない”ため、診断が重要となります.​

摩擦が少ないブラケットで歯が早く動く理由
従来型の装置はワイヤーとブラケットが擦れ、歯を動かす際に余計な力が必要となり治療が停滞しがちです。当院採用のブラケットは特殊設計により、摩擦抵抗を大幅に低減。
・これにより少ない力でも歯が効率良く動く

・痛みや不快感が軽減される

・治療期間の短縮、来院回数の減少につながる

アレルギー対応だけでなく「早く動く」「痛みが少ない」点も大切なメリットです。

 

 

 

 

 

 

 

よくある質問 Q&A
Q. 銀歯が問題ない人は、矯正装置でも平気?
A. 大抵の銀歯で反応がない場合、矯正装置でも問題ないケースが多いですが、金属アレルギーの恐れがある場合は、使用金属が異なるため念のため提携している皮膚科さんでのパッチテスト推奨です。​

Q. 治療の途中でアレルギーが出たらどうなる?
A. 速やかにブラケットやワイヤーを交換し、症状改善を優先します。ご不安な方には万全の対策体制があります。

Q. マウスピース型矯正は全症例対応?
A. 歯の状態によっては不可の場合も。最新の診断でベストな方法をご提案します。​

まとめ:金属アレルギーを理由に矯正治療を諦めないで

金属アレルギー対応の矯正装置は日々進化しています。当院で導入しているセラミックブラケットは見た目も安全性も配慮し、さらに摩擦が少なく歯が効率よく動く工夫をしています。
不安なことがあれば、まずはご相談ください。診断から素材選び、万全のフォロー体制まで、患者さん一人ひとりに寄り添った矯正治療をご提供します。​

金属アレルギーでも「安心して」「納得できる」理想の歯並びを目指しましょう。

筆者プロフィール:河底晴紀(歯学博士/日本矯正歯科学会認定医)

この記事は、河底歯科・矯正歯科院長河底晴紀が書いております。

◾️資格

・歯学博士

・日本矯正歯科学会認定医

◾️所属

日本矯正歯科学会

・日本臨床歯科学会

・K-Project

・FCDC

・MID-G

広島県歯科医師会

・福山市歯科医師会 理事

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