
日本矯正歯科学会認定医・歯学博士 河底晴紀
〜費用の“見える化”で、安心して治療を受けていただくために〜**
矯正治療は、歯並びと噛み合わせを整えることで、見た目だけでなく健康や生活の質を大きく改善する治療です。しかしながら、
-
どれくらい費用がかかるの?
-
通院のたびに料金がかかるって本当?
-
治療が長引いたら費用も増えるのでは?
といった 「費用に対する不安」 をお持ちの方はとても多いです。
実際、他院で治療中の方や相談に来られた方の中には、
「最初はこの金額と言われたのに、通院するたびに調整料がかかって合計が予想より高くなった」
と思われる方もいらっしゃったかと思います。
そこで当院では、患者様が安心して治療に取り組めるよう、
矯正治療料金を “総額制(トータルフィーシステム)” に変更しました。
本記事では、総額制がどのような料金体系なのか、またそのメリットや注意点について丁寧に解説いたします。
1. 従来の矯正治療費はどう決まっていた?
これまでの当院の矯正治療費システムにおいて、とくに負担が大きかったのが “毎回の調整料” です。
毎月4,000〜6,000円程度かかり、
治療が2〜3年続くと合計で 10〜20万円以上 になることも珍しくありません。
つまり、治療が長引けば長引くほど、費用が増えていく仕組みでした。
2. 総額制(トータルフィーシステム)とは?
総額制とは、矯正治療をスタートする前に 治療費の総額を明確に提示 し、
治療期間中に 通院のたびに追加費用が発生しない 料金体系です。
つまり、治療期間が長くなっても 月々の支払いが増えることはありません。
「費用の心配をせずに治療に専念できる」という点が、総額制の一番のメリットです。
3. ただし、別途料金が必要となる場合があります
今回の総額制で なくなる費用は“毎回の調整料のみ” です。
以下の処置については、従来どおり 必要な場合のみ追加費用がかかります。
-
便宜抜歯(※矯正のために行う抜歯)
-
アンカースクリュー
-
カリエール
-
リテーナーセット(治療後の保定装置)リテーナーセットは後戻りしないための装置で全ての方につけていただきます。
ただし、誤解してほしくないことがあります。
アンカースクリューとカリエールは“全員に使うわけではありません”。
あくまで 症例に応じて必要な場合にのみ使用します。
診断の段階で使用が必要と判断される場合は、
その理由と費用を事前に明確に説明します のでご安心ください。
4. なぜ当院が総額制にしたのか?
理由は大きく3つあります。
① 費用の不安をなくすため
矯正治療は長期にわたるため、費用の見通しが立たないと不安になりがちです。
最初に総額が決まっていれば、治療期間に関わらず 心配なく通院できます。
② 患者様が治療に専念できるように
「毎月の支払いが気になる」
→ 「治療を続けられなくなる」
という問題を避けることができます。
③ 長期的な健康を見据えた治療のため
矯正治療は「早く終われば良い」というものではありません。
歯並びと噛み合わせは 一生の健康 に直結します。
焦らず丁寧に治療を進められるように、総額制が最適と考えました。
5. 総額制はこんな方におすすめです
-
将来の総費用をはっきり知りたい方
-
途中で費用が増えるのが不安な方
-
長期でも安心して通院したい方
-
お子さんの治療計画を立てたい保護者様
特にお子さんの場合、成長に合わせた治療が必要になるため、
「長く通う可能性がある」=総額制のメリットが非常に大きいです。
6. 最後に|費用は“治療の質と安心”につながります
矯正治療は、「どこで、誰が、どのように行うか」で結果が大きく変わります。
当院では、
-
日本矯正歯科学会認定医が在籍
-
最新デジタル矯正(iTero / 3D digital / AI分析)
-
治療計画は複数ドクターでカンファレンス(矯正医が3人います)
という体制で一貫して治療を行います。
総額制は「安さ」ではなく、
患者様が治療に集中できる“安心の仕組み” です。
歯並びは一生を支える財産です。
不安なく、納得して、前向きに治療を始めていただければと思います。
矯正相談はいつでも受付しています
✔ 相談は随時受付
✔ お子様も大人の方もOK
✔ 他院で治療中の方のセカンドオピニオンも歓迎
さらに、医療費控除も併せればかなりお得に矯正治療ができます。お気軽にお問い合わせください。
こちらの記事も併せてご覧ください。
筆者プロフィール:河底晴紀(歯学博士/日本矯正歯科学会認定医)
この記事は、河底歯科・矯正歯科院長河底晴紀が書いております。
◾️資格
・歯学博士
・日本矯正歯科学会認定医
◾️所属
・日本臨床歯科学会
・K-Project
・FCDC
・MID-G
・福山市歯科医師会 理事





