日本矯正歯科学会認定医・歯学博士 河底晴紀
― 知らないと数十万円差が出ることも ―
「矯正治療をしたいけれど、費用が高そうで迷っている」
「福山で矯正を考えているが、できるだけ費用は抑えたい」
こうしたお悩みは、矯正相談の現場で非常によく耳にします。
実際、矯正治療は自由診療が中心となるため、医院によって費用差が大きいのが現実です。
しかし、正しい知識を持って選択すれば、
治療の質を落とさずに、矯正費用を抑えることは十分可能です。
本記事では、
**歯科医療のプロの視点から「福山で矯正費用を安くする5つの裏技」**を分かりやすく解説します。
裏技①「総額制(トータルフィー)」かどうかを必ず確認する
矯正費用を考える際、最も重要なのが料金体系です。
矯正治療には大きく分けて
-
都度払い
-
総額制(トータルフィー)
の2種類があります。
総額制が結果的に安くな理由
一見、初期費用が安く見える医院でも、
-
毎回の調整料
-
装置の修理費
が別途かかるケースがあります。
一方、総額制の場合は
治療開始から保定までの費用があらかじめ明示されているため、
最終的な支払額が膨らみにくいのが大きなメリットです。
福山で矯正費用を比較する際は、
**「最終的にいくらかかるのか」**を必ず確認しましょう。ただし、当院でも全ての方に必要ではない治療はオプションとなっております(抜歯、カリエール、アンカースクリューなど)費用へ→
裏技② 虫歯治療と矯正を同じ医院で行う
意外と知られていませんが、
虫歯治療と矯正治療を別の医院で行うと、費用も時間も余分にかかることがあります。
同じ医院で行うメリット
-
再検査・再説明が不要
-
治療計画を一貫して立てられる
-
無駄な治療や重複検査を防げる
特に矯正前には虫歯治療が必要になるケースが多いため、
一般歯科と矯正歯科を併設している医院を選ぶことは、
結果的に費用を抑える近道になります。
裏技③口腔管理体制強化加算(口管強)対象施設かどうかを確認する
矯正費用をトータルで抑えるうえで、見落とされがちだが非常に重要なポイントが
その歯科医院が 「口腔管理体制強化加算(口管強)対象施設」かどうか です。
口管強対象施設は、
厚生労働省が定める厳しい基準を満たした歯科医院のみが認定されており、
全国の歯科医院のうち、約1割しか該当しないとされています。
口管強対象施設の大きなメリット
口管強対象施設では、
定期的なクリーニングやフッ素塗布を保険診療で受けられるのが大きな特徴です。
具体的には、
-
毎月のメンテナンス
-
歯周病管理を目的としたクリーニング
-
フッ素塗布による予防処置
これらを保険適用で継続的に受けられる体制が整っています。
口管強対象施設でない場合の注意点
一方で、
口管強対象施設でない歯科医院では、毎月の
-
クリーニングが自費診療になる
-
フッ素塗布が毎回自費扱いになる
といったケースも少なくありません。
矯正治療中は、
虫歯・歯周病予防のために定期的なメンテナンスが不可欠です。
そのため、月々のクリーニングが自費になると、長期的には大きな費用差が生じます。一方、毎月クリーニングが保険で受けられない場合も装置周辺のプラークがブレーキとなり歯の動きを阻害することになります。
矯正費用は「装置代」だけで判断しないことが重要
矯正費用というと、
どうしても「装置代」や「初期費用」に目が向きがちですが、
-
矯正期間中のクリーニング
-
フッ素塗布
-
予防管理にかかる費用
まで含めて考えることが、本当の意味での費用比較です。
口管強対象施設を選ぶことで、
矯正期間中の予防管理費用を抑えながら、口腔内の健康を維持できる
という大きなメリットがあります。
裏技④ 医療費控除を正しく活用する
矯正治療は、条件を満たせば医療費控除の対象になります。
医療費控除のポイント
-
噛み合わせ改善など、機能回復目的であること
-
年間の医療費が一定額を超えていること
医療費控除を活用すると、
実質的な自己負担額が軽減されるケースもあります。
特に、ご家族で医療費がかかっている場合は、
矯正治療費と合算することで控除額が大きくなる可能性があります。当院では税務署に審美目的であると否認された場合には
必ず診断書を発行しております(無料)。

裏技⑤ 通院・自己管理で「治療を長引かせない」
矯正費用は、治療期間が延びるほど負担が増える傾向があります。
費用を抑えるために重要なこと
-
通院間隔を守る
-
ゴム掛けなどの指示を守る
-
丁寧な歯磨きを心がける
治療がスムーズに進めば、
調整回数が増えすぎることを防げます。
また、
喫煙者は歯の動きが遅くなる傾向があり、
結果的に治療期間が延びる可能性がある点も知っておきましょう。
「安さ」だけで選ばないことが、結果的に安くなる
矯正費用を抑えることは大切ですが、
価格だけで医院を選ぶのはリスクがあります。
・分割払いがあるか
・無理ない支払計画で治療できるか
「適正価格で、納得できる治療を受ける」
これが最も賢い選択です。
福山で矯正治療をご検討中の方へ
福山で矯正治療を検討されている方は、
ぜひ今回ご紹介した5つのポイントを参考にしてください。
-
総額制かどうか
-
治療の一貫性
-
装置の適正選択
-
医療費控除の活用
- 支払い方法の柔軟性(これは安くなるというより少額でも矯正が始められるという内容)
これらを意識するだけで、
矯正費用の考え方が大きく変わるはずです。
筆者プロフィール:河底晴紀(歯学博士/日本矯正歯科学会認定医)
この記事は、河底歯科・矯正歯科院長河底晴紀が書いております。
◾️資格
・歯学博士
・日本矯正歯科学会認定医
◾️所属
・日本臨床歯科学会
・K-Project
・FCDC
・MID-G
・福山市歯科医師会 理事






