歯並びは見た目だけのもの?!

歯科衛生士の佐藤です。

日本人は欧米人と比べて矯正に対する認識が低いと言われていますが歯並びを治すことが見た目だけのものと思っている人が多いからかもしれません。

実は、歯並びを治すことは、見た目だけの問題だけではなく、

・しっかり咀嚼ができるようになる

・磨き残しリスクが減ることにより、歯周病菌が減る

・歯周病菌は全身疾患を引き起こすと言われているため全身疾患への予防になる

など、機能面のメリットもたくさんあります。

そこで最近の子供の歯並びですが、「小さい顎に大きな歯」これがますます顕著になっています。

 

食事の栄養状態や食べるものの変化により「小さい顎に大きな歯」となるわけですが、これに加えて子供ころからの姿勢・食べ方・呼吸の癖なども歯並びに影響していると言われています。

 

いったいどんなことが歯並びに影響を与えているのでしょうか。予防で歯並びがきれいになるならそのほうがいいですよね。

是非世の中のお母さま方に知っていただきたい情報です。実は、赤ちゃんへの母乳の飲ませ方からもう歯並びへの影響はスタートしているんですよ。

 

①母乳の飲ませ方・姿勢

 赤ちゃんはミルクを飲みながら口のまわりの筋肉を鍛えています。

 おっぱいをしっかり吸う、深くくわえることで口の周りの筋肉や噛む力や正しい飲み込み方を身に付けているのです。

 そして赤ちゃんが鍛えているときに大切なのは授乳の姿勢です。

 一番大切なのは赤ちゃんが飲みやすい姿勢です。

次に大切なのは横向きで背中を丸めた姿勢での授乳することです。

 これが逆に首がのけぞった状態、顎が上がった状態だと口の中では舌が下がった状態になっています。

 この状態だとおっぱいをしっかり吸うことも深くくわえることもできず、口の周りの筋肉が鍛えられません。

 また、この姿勢が癖になると口呼吸や歯列不正の原因になります。

②食事の仕方

食の欧米化により軟らかい食事が多くなっていることや

子供が食べやすいように食べ物を小さく切ってあげている影響から

最近の子は硬いものを噛むこと、食べ物にかぶりつくことが少なくなっています。

そのため最初に言ったように顎の発達が不十分で歯が顎に並びきらず歯並びが悪くなることがあります。

子どものために食べ物を小さく切るのではなくちょっと大きくしたり、硬いものを食べさせる方が子どもの顎の発育には良いでしょう。

 

③口呼吸の悪影響

歯並びは内側(舌)と外側(唇や頬)から押される力のバランスで決まります。

鼻呼吸ではなく口呼吸をするのが普通になってしまうと、口がずっと開いた状態になってしまいます。

そうなると外側からの力が弱くなり出っ歯になる傾向にあります。

口呼吸をしていたら「お口をとじようね」と促したり、そもそも慢性的な鼻炎が原因で鼻呼吸ができないと言うことであれば耳鼻科の受診も必要です。

口呼吸はお口が乾燥してばい菌がすみやすい状態になったり、口元が出てくる原因になるんです。

 

このように子供のころからの癖なども歯並びに影響しているんですね。

 

更に、歯並びが悪いと全身にも影響があります。

歯がデコボコに並んでいると一生懸命磨いても歯垢が残っていることが多いです。

その磨き残しの中の細菌がむし歯や歯周病を引き起こします。

セルフケアだけではなく歯科医院でプロフェッショナルケアで発症・進行を予防することが必要でしょう。

 

そして噛み合わせが悪いことから食べ物がちゃんと咬めず胃腸に負担がかかったり、

特定の言葉(サ行・タ行・ラ行)が発音しにくかったり、顎関節症を誘発することもあります。

 

歯並びは遺伝だけでなく子供のころからの癖や呼吸の仕方、母乳の飲ませ方なども原因になるんです。

小さい頃から気を付けてみていたら不正咬合を早期発見・早期治療に繋がるかもしれません。

皆さんも周りの子どもたちの癖や呼吸の仕方に気をかけてみてください。

それが不正咬合予防の第一歩になるかもしれません。

体の不調の原因は銀歯かも!?かぶせの種類について

歯科衛生士の吉岡です。

皆さんのお口の中にはどのようなかぶせが入っていますか?

金属や白いかぶせ、保険や自費などかぶせの種類は様々です。

そこで今日は、当院で扱っているかぶせについて書いていきたいと思います。

 

今までいろいろな方のお口の中を診てきましたが、かぶせが入っている方の中でほとんどの方が金属のものが入っている印象があります。

その中でも最近では、虫歯になりにくい、見た目が気になるということから、金属を白いかぶせに変えたいという方が増えてきています。

 

その中でも、保険と自費のものがあるのは皆さんご存知だと思いますがもう少し詳しく書いていきますね。

 

保険・・・定められた材料や治療方法の範囲内で行う治療なので、使用する材質に制限があります。金属やプラスチックを使ってかぶせをつくります。歯垢が付きやすい素材で二次むし歯にもなりやすいです。メンテナンスの仕方にもよりますが、歯と金属は接着しにくいので隙間から二次むし歯となることが多く再治療が必要になりかえって費用が高くつくことがあります。

また、金属を口の中に入れるということは金属アレルギーの原因ともいわれています。金属アレルギーは自覚のない方も多くいらっしゃいますが、口の中にいれた金属はとけだし、体に蓄積されていきます。もしかしたら体調不良の原因が銀歯かもしれません。(東洋経済オンラインの記事より)

https://toyokeizai.net/articles/-/105986?page=2

 

保険内だからと言って銀歯を選びがちですが、様々なリスクがあります。

ちなみに、銀歯は50年作り方が変わっていません。多少精度は上がっているものの

基本的には、粘土のような材料(アルジネート印象材)で歯の型をとり手作業で作っていますので経験と勘が頼りなので歯と金属の間に汚れが溜まりやすく隙間から虫歯(二次むし歯)になっていくのです。

 

自費・・・保険が適応されず、全て自己負担となりますが、使用する材料に制限はありません。

適合性や審美性、機能性、耐久性に優れたものが多くありますので治療目的に応じて選ぶことができます。歯垢も付きにくいですし、二次むし歯になりにくいので歯を長持ちさせることができます。健康へのリスクもほとんどありません。

 

当院の場合(自費)

詰め物:ジルコニアインレー、セラミック(e-max)インレー、ハイブリットインレー

かぶせ物:ジルコニアセラミッククラウン、オールセラミッククラウン(e-max)、ジルコニアセラミッククラウン 

を取り扱っています。自費のかぶせメニューからは完全にメタルをなくしています。

 

自費診療では、歯の型取りをする際にはシリコンを使用しますので精度の高い歯の型取り

ができます。隙間のないぴったり合う詰め物やかぶせ物ができます。

今まで保険でいいやと思われていた方でもいざ自費のかぶせを入れられると違いが分かり、その仕上がりにきっと満足できるはずです。また、毎日の歯磨きの仕方が変わったり、メンテナンスに定期的に来られたりと、歯に対する意識が高まると思います。

女性なら思い当たるかもしれませんが、高いお金を払って買ったカバン、大切に扱いませんか?

この気持ちが実は大切なのです。少し高くても、がんばって買ったカバンを大切に扱うように、自費のかぶせものを入れられたり、矯正治療をされたりした方はかなりの確率で歯に対する意識が高くなります。がんばっていれたかぶせものですから、当然です。長持ちしてもらわなくては困りますよね。

健口(けんこう)と審美の両立ができるのが自費診療なのです。消費税が上がる前にご自分のお口に対して意識を上げてみてくださいね。

小学3年の娘も矯正治療を開始しました

事務局の河底です。夏休みが終わりほっとしています。食事の支度、習い事の送迎、宿題の管理・・・。もうへとへとです。今年の夏はまさしく災害なみの暑さで、毎日ほんとうによくがんばりました!

9月から、小学校・幼稚園が始まり最高に嬉しいです。

さて、小学3年生の娘、歯が大きく、前歯が並んでいないのが気になっていました。最近のお子様は栄養価が高いので一つ一つの歯が大きい傾向にあり、昔の食事に比べ咀嚼が少ないやわらかい食事が増えたので顎の骨は小さい傾向にあります。結果、おしくらまんじゅう状態となり、並びきらない歯が外に押し出され、ガタガタになります。

娘の場合、小さい時から過蓋咬合(上の前歯が下の前歯に深く多いかぶさっている状態)気味でしたがフッ素塗布しながら経過観察をしてきました。

まだ混合歯列期といって永久歯と乳歯が混在している状態なのですが、現在の問題は

・笑ったときの歯並びがガタガタ(前の2番目の歯が奥に生えているので歯がないように見えると友達にいわれる、と本人も気にしておりました。)

・歯磨きがしにくい

ことです。

1期治療において、当院では大学病院のように様々な装置を用います。

FKO、拡大床、舌の位置を正しく整えるためのトレーナー、ヘッドギアーなどです。

お子様は現在たくさん来院されておりますが、本当に使用する装置は様々です。娘の場合は拡大なのかなーと思っていたら、写真のように一部にブラケットという装置をつけました。

私は15年くらい前に成人矯正を他院でしましたが、はっきりいってすごく痛かったです。娘にどう?と聞くと、

調整の最初の日はちょっと痛いかなあーというくらいでつけた日から2、3日すると痛みはないようでした。一般的に子供の時から矯正治療を始めると、

●成長途中であるため、歯が移動しやすい
●歯を抜かない治療の可能性も高まる
●歯を支える歯肉、歯槽骨が順応しやすい
●顎と歯のバランスのとれた成長が期待できる

というメリットがあります。

確かに、1期治療からですと通う期間はトータルで長くなりますが、月に1回(経過によっては2、3ヶ月毎)の通院ですし、費用面からいっても当院は着手料金を1期・2期に分けており、大人になって始めるより費用の分散化も可能です。(分割支払いは大人・小児とも可能ですが、医療費控除的には足切り額というのがあるので、税金をたくさんお支払いの方はまとめた支払いの方がお得の方が多いでしょう。)

また当院の場合、 セルフライゲーションというブラケットを使用しており、摩擦抵抗が従来のものに比べて格段に少ないです。摩擦抵抗が少ないということは、自転車に例えるとブレーキをかけずにすいすい自転車がこげる状態です。

以前当院で使用していた装置に比べ、ブレーキがかからないので痛みも少なく、治療のスピードも早いということです。

親としては、子供に痛みの負担がないということはとても嬉しいです。

また舌癖のあるお子様もいらっしゃいますね。

娘の場合にはないのですが、そのまま放っておくと大人になっても俳優の桐谷健太さんや今でしょ!の林修先生のように舌ったらずな喋りをすることになります。

桐谷健太さんは前よりはいいですが、大人になってこの癖を治すのは大変ですよね。

当院ではMFTという口腔筋機能療法も行なっております。

矯正治療を体験した私の個人的な意見ですが、人生いろいろイベントがあります。高校卒業、大学卒業、社会人デビュー、結婚・・・。いろいろライフイベントで写真を残したり、出会いや別れがありますが、その折々において歯並びを直しておいてよかった!とおもうことはたくさん出てくるでしょう。

娘にもこれからいろんなライフイベントがある中で常に笑顔でいてほしいなと思います。

 

 

根管治療について

こんにちは。アシスタントの重森です。

暑い暑い夏も落ち着き、少し過ごしやすくなってきましたね。

この夏は猛暑が続き、私はいつもより冷たいビールを飲む量が増えました!!

あなたはどうでしたか?

ついつい、甘くて冷たいかき氷を食べる機会が増えたり、

水分を補うためスポーツドリンクの量が増えたりとしませんでしたか?

冷たいものや甘いものを口にした時に「うぅっ!!」と歯がしみた方!

ぜひとも定期検診にお越しください。

もしかしたら、むし歯かもしれません。。。

 

今回は、

「知っているようで実はよく知らない?!むし歯の進行程度と歯の根っこの治療」

についてお話しします。

 

 

【むし歯の進行程度】

歯医者さんに行くと、先生や衛生士さんから

「冷たいものを口にしたらしみますか?お味噌汁などの温かいものだとどうですか?」

と聞かれたことはありませんか?

実は、歯医者さんではこの質問でむし歯の進行具合をさぐろうとしています。

 

むし歯の進行程度をイラストで説明すると次のようになります。

 

C1:エナメル質が酸に侵されて溶けだした状態。痛みなどの自覚症状はほんとんどない。

C2:むし歯が象牙質までに達しているが、まだ歯髄(歯の神経)までは侵されていない

状態。甘いものや冷たいものにしみたりする。

C3:むし歯が歯髄(歯の神経)まで達している状態。冷たいもの甘いもののほか、熱い

ものにもしみる。歯茎が腫れ、何もしないでも痛みを感じることもある。

C4:歯冠部がほぼ崩壊してしまい、かろうじて歯根部だけが残った状態。歯髄も死んで

   しまっているため、痛みなどの自覚症状はない。

 

 

【歯の根っこの治療とは・・・】

歯の根っこの治療が必要となるのは「C3」から。むし歯が歯の神経にまで達している状態です。

この場合、むし歯に侵された歯の神経を取り除き、歯の根っこの中をきれいにします。そして神経の変わりとなる薬を根っこに充填します。

 

 

この歯の根っこの治療のことを「根管治療」といいます。

【当院ではラバーダム防湿を行っています】

根管治療を行うとき、当院では、「ラバーダム防湿」を行います。

「ラバーダム防湿」とは、治療する歯以外を薄いゴム製シートで覆いかぶせて口腔内の唾液や細菌による感染を防止する方法です。

ラバーダム防湿を行うことで、さまざまな口腔内細菌が根管に入ることを防ぎ、無菌的な処置を行うことが可能となります。患者様にとってもお水が口の奥に流れ込んでいくのを止めますから、ラバーダムをしたほうが通常は楽です。

このラバーダム防湿、日本以外の先進国では一般的に行われているのですが、日本ではあまり行われていません。

アメリカでは90%近くの歯科医院が行っているのに対して、日本では約5%~25%程度の歯科医院でしか行っていないというデータもあるようです。準備もいるので時間もかかりますが、当院ではラバーダム防湿をしっかりと行って丁寧に治療をしておりますので安心して治療を受けて頂けます。

 

とは言っても、一番いいのは、根管治療をしなくてもよい状態を保つことですよね!

暑さ対策も水分補給もとても大切です。

でも、糖分を採る機会が増えると、むし歯のリスクも高くなる・・・

この事もお忘れなく!

そして、3ヶ月に1度の定期検診も忘れずに受けてお口の健康を保ちましょう!!

矯正治療の後の保定、キープし続けることが大切

歯科衛生士の佐藤です。こんにちは。みなさんは歯列矯正と聞いて何を思いつきますか?

「歯に付けた装置やワイヤーで歯を動かすこと」と思う人がほとんどではないでしょうか?

大人の場合、2年程度でがたがたの歯並びも治りますが、治療の後の保定こそ大切です。 むし歯や歯周病の治療のあと、メンテナンスが大切ですよというのと同じです。

では、矯正治療における保定とはどういうことをいうのでしょうか? 簡単に言うと歯を動かした後の段階で 歯の裏側に装置を付けたりマウスピースのような装置を患者さん自ら装着していただきます。 安心してください。寝るときだけです。

せっかく歯並びがきれいになって歯の表側に付けていた装置が取れたのに また装置をつけなきゃいけないの?と思った方もいると思います。 しかし、歯並びをきれいにしてすぐは歯や周りの骨がまだ新しいお口の環境に慣れていなくて元の位置に戻ろうとします。 これを“後戻り”といいます。 後戻りしないようにするには先ほど言ったような装置を使って新しい環境に慣れるまで 維持し続けなければなりません。

そしてその環境に慣れるには 矯正でかかったのと同じくらい もしくは それ以上の時間が必要なのです。 せっかく長い時間・高い金額できれいにしたのにまた戻ってしまうのは嫌ですよね? きれいなまま維持すること、後戻りを防ぐことは歯を動かすことと同じくらい大切だと言えるでしょう。

 

この維持する装置のことを保定装置といいます。 保定装置にはいくつか種類がありますが当院では取り外し式と固定式のもの2種類を使用しています。通常の医院では1つかもしれませんが、当院では基本的に二つお渡しし、後戻りをできるだけ防ぐため、お伝えするときにはちょっと怖いくらいにきちんと装置をいれてくださいね!と指導します。(大丈夫です。怖くはないです。真剣にお伝えしているだけです。)

 

当院で使用しているものをご紹介します。

①バイオスター これは取り外しのできる装置でマウスピースのように歯にはめるものです。 毎晩寝るときに付けていただくものです。  

②リテーナー  これは前歯の裏側に接着剤で細いワイヤーを付けます。  つけて数年で取り外すことも可能ですが最低2年はつけたままです。 ですが外してしまうと歯がフリーな状態になります。 ですから当院ではできるだけ長くつけておくことをおすすめしています。 

以上が当院で使用している保定装置の紹介になります。 そして矯正終了後は装置が外れたり壊れたりしていないかチェックするために 3ヶ月に1度の定期検診をおすすめしております。 歯並びをきれいにして終わりではなくむし歯や歯周病など様々なお口のトラブルを予防し、 きれいがずっと続くようにお手伝いすることが私たちの目標です。

10 / 23« first...89101112...20...last »
ページの先頭へ戻る