ラミネートベニアについて聞いたことがありますか?

福山市で矯正治療をしている河底歯科・矯正歯科の河底晴紀です。だんだん寒くなってきましたね。

新型コロナウイルスが全国的には落ち着いてはいますがまだまだ油断はできません。

マスク生活ももう少し長引きそうですね。ところで、皆さんはマスク生活が終わったことを考えたときに、マスクをしているときはそこまで気にならなかったお口の中も口元が見えるようになってお口の中が気になるようになると思いませんか?
特に口を開けて笑ったときに歯の色や汚れが気になるという方は多くいらっしゃるかと思います。

今では、虫歯の治療だけではなく、矯正治療や審美歯科治療で歯を白く美しくするために歯科に通う方も多くなってきています。

歯を白くする治療方法の中で皆さんはどんな治療があるかご存じですか?

もちろん定期検診でメンテナンスを受けて歯の着色を除去してもらうのも一つです。
クリーニングで落ちなかった歯自体の汚れはホワイトニング、歯並びやかみ合わせを整えるためには矯正治療をします。これらは聞きなじみのある治療だと思いますが、

他にも歯を白く美しくするための治療方法として、「ラミネートべニア」という方法があります。

ラミネートべニアとは、ご自身の歯の表面をごくわずか(薄く)削って、歯の色をした薄いセラミックを歯の表面に貼り付ける審美治療です。(つけ爪のような感覚)

歯の変色(テトラサイクリン歯)やすきっ歯、矮小歯(歯の大きさが先天的に小さい)などの症例に適しています。

このような場合、以前は歯の周り全てを削ってその上に被せを入れるのが普通でしたが、虫歯でもない歯の場合、健全な歯を大きく削ることになります。

ラミネートべニアの場合は歯の表面を約0.30.5mmだけ削ればいいので神経にも影響はありません。

セラミックを歯につけていくので金属アレルギーの方も安心してすることができます。

治療中の痛みも少なく、天然の歯に似たツヤや色調になりますので、見た目も違和感なく自然な歯に見えます。

矯正治療後にラミネートべニアをした症例写真です。

 

歯の変色やすきっ歯、矮小歯など様々な症例に適してはいますが、歯ぎしりや、食いしばりのある方、かみ合わせの問題で治療ができない可能性のある方もいらっしゃいます。

保険適応外の治療にはなりますが、メリットが多く、より確実に歯をきれいにできる方法です。

前歯の事など審美でお悩みの場合はまず歯科医院にご相談ください。

(写真は上から治療前・ベニア入れる前・治療後のお写真です。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カリエールについて

福山市で矯正治療をしている河底歯科・矯正歯科の河底晴紀です。今回は矯正の装置についてお話ししたいと思います。

当院のブログでもいろいろな矯正装置のお話をしてきましたが今回はカリエールという

装置についてです。

カリエールがどのような効果のある装置かというと、上の奥歯を後ろに下げることができる装置で当院では上顎前突の方(いわゆる出っ歯さん)の治療に使用しています。

ブラケットやマウスピースを装着する前に上下の奥歯の位置関係を正常な位置関係に動かしておくことによって治療期間短縮につながるといわれています。

まず上顎前突の方の噛み合わせとは下の六番目の歯が上の六番目の歯に対して後ろで咬みあっている状態で上の歯が全体的に前に出ているような感じです。

なので上顎前突の方の場合は出ている歯を後ろに引っ込めるために歯を抜いてスペースを作らなければいけないことが多いのです。

しかしこのカリエールを使うことで奥歯が後ろに移動すること、

また、六番目の歯が矢印の向きに少し回転する動きをすることで前歯をを引っ込めるためのスペースを作ってくれます。

 

 

 

 

 

 

 

人によってはこの装置のおかげで非抜歯で済む方もいらっしゃるようです。

実際歯にどうつけるのかを見てみましょう。

まず上の犬歯 (前から3番目の歯)と第一大臼歯 (6番目の歯)にこのような装置を付けます。そして下の六番目の歯にもこのようなメタルのバンドとバンドにはフックを付けます。

 

次に顎間ゴムと言われる矯正用のゴムを上の犬歯から下のフックに引っ掛けます。

このゴムがお口の開閉時に伸縮しますよね。その時のゴムが縮もうとする力で歯が動かされていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この二つの写真は同じ患者さんのお口の写真です

上の犬歯と第一大臼歯が後ろに下がってきて

噛み合わせが変わっているのが分かりますね。

ゴムの付け外しは患者さん自身にしていただくもので、食事や歯磨きの時以外つけてもらいます。どれだけしっかりゴムを付けていただけるかで歯の動き具合が変わってきますが、

順調に効果が現れた場合3~6か月ほどで次の治療段階に移行していけるそうです。

最初にも言いましたがこの装置を使用することで全体の治療期間の短縮が期待できます。

全ての方に使用できるというわけではなく、矯正医の診断が必要になります。

気になった方は是非一度矯正の相談にお越しください。

妊婦さんの歯科治療について

福山市で矯正治療をしている河底歯科・矯正歯科の河底晴紀です。今日は院長に変わりまして衛生士の佐藤が投稿します。今日は妊娠中の方の歯科治療についてお話していきたいと思います。

元々あまり歯医者に行ったことがない方も妊婦検診をきっかけに歯科へ来院してくださることが多いです。

妊婦検診とは妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を確認するために行うもので歯科では妊婦さんのむし歯の有無や歯ぐきの状態をチェックします。

この時にむし歯や歯周病などが見つかる方も実は多くいらっしゃり、出産までの間に治療をしていきます。

しかしその時気になるのが歯科治療でおなかの中の赤ちゃんに与える影響についてですよね。

これは治療前に妊婦さんからもよく質問を受けます。

まずむし歯治療で使用する麻酔についてです。

歯科で使う麻酔は局所麻酔と言われる打った周辺のみに作用するものなので胎盤を通して赤ちゃんに影響が出ることはありません。

ですが実際に治療を行うとなると妊娠初期はつわりで口を開けて器具を入れるのはしんどい方もいらっしゃいますし、麻酔の薬に入っている成分には大量投与すると子宮収縮を起こし穏やかにですが分娩促進させる作用をおこすものもあります。

虫歯治療する際は必要最低限の量の麻酔を使用するようにしていますが、より安全に治療をするために妊娠中期(1627)に行うことを当院では推奨しています。

ですので妊娠初期の段階で検診を受けむし歯や歯周病があった方は、麻酔を用いての

治療は妊娠中期に入ってから行い、それまでは歯周病の治療を行っていきます。

また、妊婦さんは歯周病治療もしっかり行っていく必要があります。

なぜなら歯周病に罹患している方は早産のリスクが上がってしまうからです。

よく聞く飲酒による早産のリスクは約3倍ですが歯周病による早産のリスクは約7倍にもなるとされています。

これは歯周病菌がもたらす炎症を起こさせる物質が子宮の収縮を起こさせるホルモンに似ているため早産や低体重児出産の原因になるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妊娠中はつわりによる食生活の乱れや口腔清掃不良の影響で歯茎の炎症を起こしやすいのですが、さらに妊娠中の女性ホルモンを好んで活動する歯周病菌の影響もうけてより炎症を起こし、歯周病を悪化させます。

妊娠中の歯周病は通常よりも早く進行してしまうため早めの発見と治療をお勧めします。

また、歯周病に罹患している人としていない人を比べると歯周病に罹患している人は不妊になりやすいという試験結果もあるそうです。

歯周病は妊娠・出産に深く関わっているのに若い人と歯周病はなかなか結び付かず

知らない間に不妊の原因を身体にため込んでいるかもしれません。

ですので妊娠中の方もですが妊活前にも歯周病のチェックをしに歯科を受診してくださいね。

失敗しないためのインビザライン矯正

福山市で矯正治療をしている河底歯科・矯正歯科の河底晴紀です。皆さんは歯並びを意識していますか?

歯並びは顔のバランスや見た目の印象に大きく関わります。

当院には一般歯科と矯正歯科がありますが、今日は矯正治療について書いていきたいと思います。

一言で矯正治療といっても、治療方法は様々あります。

一般的によく知られているのは、ワイヤー矯正だと思いますが、もう一つ矯正方法があります。

それがインビザラインというマウスピースの矯正方法になります。

インビザラインとは従来のワイヤー矯正と比較して非常に目立ちにくい装置です。

一人ひとりに合わせて作製される矯正装置を装着し、治療の段階に合わせて新しい装置に交換しながら徐々に歯を動かして、歯並びを矯正していきます。

<インビザラインの適応症・非適応症>

インビザラインはだんだんと適応症例が広がってきてはいますが、やはり中には適さないケースというのもあります。

【適応症】この矯正の一番得意なことは歯を遠心(奥)に動かすことです。

・開咬:前歯に隙間が空いている咬み合わせ

・抜歯をせずに並べられる軽度の歯並び不正の場合

・歯の移動量が少ない場合

・叢生:歯並びがガタガタ重なった歯並び

・空隙歯列:歯と歯がすいている

・受け口、出っ歯:軽度であれば可能

他にもかみ合わせが深い場合や歯が反対にかみ合っている場合などにも適応できます。

【非適応症】

歯を並べるのに抜歯が必要となる場合や歯をたくさん移動しなければいけない場合には

インビザラインだけではできないことがあります。

その場合(インビザラインを希望の方)はワイヤー矯正とインビザラインを組み合わせた矯正を行うことが可能です。

また、骨格的に上あごや下あごが出てしまっているように、骨格的な問題になるとインビザラインでは対応できません。

<歯を動かす方法(アタッチメントについて)>

インビザラインは歯を徐々に動かした形のマウスピースを取り換えていき歯を動かしていきます。この矯正方法は、加える力を計算して作っているので、歯の移動速度や速度、角度などによってステージ数が変わります。

その力の手助けをする機能がアタッチメントです。懸垂をする時に腕の力で体を持ち上げるのと同じように歯を動かすときにもアタッチメントの力で動かさなければなりません。

アタッチメントとは、歯科用のプラスチックでできているものを歯の表面につける突起物です。歯と同じ色をしているので、表面につけてもあまり目立ちません。

アタッチメントとつけることによってマウスピースが維持できることやステージが進んでくると歯と歯の間に隙間ができてきたりすると歯の動きやずれが分かるので計画通りに進んでいるかという判定の材料になります。どのような状況でつけるかはその時によって異なるので歯科医師の判断のもとでしていきます。

アタッチメントは接着剤でつけているため、着脱のときにとれることがありますが、取れた場合にはまた歯が動くように付け直しをしていきます。

<装着時間>

取り外しは可能ですが22時間以上の装着が推奨されています。

しかし、時間にとらわれず、歯磨きをする時と食事をする時以外は装着しておくことをお勧めします。

矯正治療もワイヤー矯正だけでなくマウスピース矯正へと幅が広がってきています。

矯正をしたいけど、目立つのでは?と心配されている方は装置を気にせず過ごしたい、サービス業で相手の目線が気になる、大事な日を控えているなど、目立ちにくい矯正をしたい方は、まず矯正相談にお越しください。

むし歯と歯周病以外に治療が必要な歯がある?楔上欠損について

福山市で矯正治療をしている河底歯科・矯正歯科の河底晴紀です。院長に変わり、ドクターマネージャーの久保田が投稿します。

今日はくさび状欠損についてお話したいと思います。

みなさん歯がしみたり、歯の根本が欠けているところはありませんか?

 

【くさび状欠損とは歯頸部(歯の根本)が削れて凹んでいる状態の歯です】

  • 歯ぎしり・食いしばりをしている
  • ブラッシング圧が強い

主にこの3つが挙げられます。症状としては歯を磨く時や冷たい物を口に入れた時にしみる症状がでます。これは歯の根本の表面のエナメル質が欠けて中の象牙質が見えてしまってるからです。

 

 

 

 

 

 

これは当院のスタッフの口腔内写真で、⭕️赤丸のところがくさび状欠損です!

歯科医院での対処法は、

・白いプラスチックの詰め物をする(保険適用)

・高濃度の染み止めのお薬の塗布

・歯ぎしり、食いしばりがある方はマウスピースの使用(保険適用)

・一部の噛み合わせが強い方は噛み合わせの調節

 

セルフケアでの対処法は、

・知覚過敏専用(シュミテクト等)の歯磨き粉の使用

・ブラッシング圧が強い方は柔らかめの歯ブラシの使用

 

またくさび状欠損は知覚過敏などの症状がなく欠損部分が浅く虫歯になる心配がなければ経過観察でも大丈夫です。

ですが、大きく欠けて凹んでいる場合はそこに汚れが溜まって虫歯になる可能性があるので気をつけてください!

 

最後に‥‥

くさび状欠損になってしまった歯は虫歯と同様自然と治ることはありません。放置しておけば虫歯になる可能性もあります、ひどくなるとしみる症状が強くなって最悪神経を取ることになります。特にしみる症状のある方は早めに診てもらいましょう!

自分で気づかないうちに歯を傷つけてしまうのがくさび状欠損です。早い段階で予防ができるように定期的クリーニング、定期検診をおすすめします

★お口のことで気になることがあことがあればぜひ一度当院にご相談くださいね♪

 

 

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