歯の本数は何本?多い人や少ない人もいる?

こんにちは。受付の大成です。

今日は歯の本数や過剰歯、埋伏歯についてお話しします。

乳歯は生後46か月ごろ下の前歯から生え始め、6歳ごろにはすべて生えそろい20本になります。6歳ごろから永久歯が生え始めると早いと小学校を卒業するころ、遅くても中学校を卒業するころまでには、乳歯はなくなりすべて永久歯になります。

永久歯はすべて生えそろうと28本、親知らずを合わせると32本になります。

しかし中には、それよりも少ない本数しか生えてこない「先天性欠損」の方や、多く歯が生えてくる「過剰歯」のある方もいます。

ここでは過剰歯について詳しく触れていきます。

過剰歯は普通の歯とほとんど変わらない大きさものから、小さなものまであり形もさまざまです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過剰歯は上の前歯の真ん中に生えてくる場合が多く、前歯が3本ある状態になる、歯と歯のスペースが開きすきっ歯になるなど歯列不正や噛み合わせが悪くなり、見た目の美しさに影響があるだけでなく、機能的にも問題が生じる場合があります。

またお子さんの場合は、乳歯から永久歯に生え変わる際に過剰歯が永久歯の生えるスペースを塞いでしまい、永久歯が生えてこないケースもあります。

過剰歯の位置によっては、隣に生えている歯の神経とぶつかって痛みが起きる、隣の永久歯が不定になるといったこともあり、最悪の場合には神経が死んでしまうため、まったく問題のない永久歯を抜歯しなければならなくなるということがあります。

過剰歯は子どもの頃に見つかることが多く、早めに抜歯をしておけば永久歯の出口を塞ぐこともなく、大きく歯並びに影響することもありません。

大人になってからの抜歯は永久歯が生えそろっていることもあり、場所によっては矯正治療が必要になってくるケースもありますが、歯並びや周囲の歯に影響がない場合はそのまま様子を見ることもあります。

次に埋伏歯についてです。

歯が骨や歯茎に埋まっていて、自然に生えてこられない状態です。

埋まっている歯を引っ張り出すための外科処置を行い、矯正装置を装着して正しい位置まで歯を移動させる治療方法があります。

こちらの患者さんの場合は乳歯が抜けておらず、その下の永久歯が完全に埋伏した状態でした。

 

 

 

 

 

 

 

乳歯を抜歯して永久歯の出てくるスペースを確保し、矯正装置をつけることで埋伏していた永久歯が正しい位置に並ぶことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

また先にお伝えした過剰歯にも埋伏しているものがあります。歯の生え変わり時期などに合わせ、適切な抜歯の時期や方法を考慮し治療を進めます。

骨の深い位置に埋伏した過剰歯のように特に悪影響を及ぼさなければ、過剰歯の抜歯をする際に近くにある永久歯の歯根などを傷つけてしまうリスクを考慮して、抜歯せず経過観察する場合もあります。

お子様の永久歯がなかなか生えてこないなど、気になることがあればまずはご相談ください。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について日本矯正歯科学会よりお知らせしておくようにとの通達がありましたのでご案内致します。



① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。



② 歯の動き方には個人差があります。



そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。



③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。



④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。



⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。



⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。



⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。



⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。



⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。



⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。



⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。



⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。



⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。



⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。



⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。



⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。



⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。



⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

矯正後のリテーナー(保定装置)について

今日は矯正治療について書きたいと思います。

矯正の中でもきれいに並べた後の保定とその装置についてです。

保定というのはブラケットやワイヤーなどを使って歯をきれいに並べていき、移動した歯や顎骨をその位置と状態で長期間保持し、安定できる条件を整える処置のことです。

なぜこのような処置が必要かというと、装置を使って元々生えていた位置から力を加えて動かしても、装置を外し、フリーの状態にしてしまうと、歯は元の位置に戻ろうとまた動いてきてしまうのです。これを後戻りと言います。

矯正治療には必ずこの後戻りのリスクが付いてきます。

 

 

 

 

 

 

 

この方は本来Uの字型のきれいな歯列に矯正されていたのが青丸の部分だけ少し歯列から

はみ出すような向きに移動してしまっています。

私の友人も「保定用のマウスピースをはめていなかったら隙間が出来ていた」といっており、みてみると前歯の間に隙間が出来ていました。

せっかく長い時間をかけてきれいに並べた歯でも後戻りはあっという間にしてしまいます。

なので後戻りしないようにつけておくリテーナー(保定装置)がワイヤーやブラケットにもまして重要なのです。

当院では固定式のものと取り外しできるもの二つのリテーナーを使って後戻りの防止をしています。

まずは、固定式のリテーナーです。

だいたいの場合、上下の前歯の裏のあたりにワイヤーを接着剤でくっつけて後戻りの防止をします。

かなり細めのワイヤーなので実際に付けた方もすぐ慣れて気にならなくなると言っていました。

 

 

 

 

 

 

もう一つは夜寝るときにはめてもらうマウスピース型のリテーナーです。

夜寝るときの姿勢(横向きとか)によっては歯列に横からの圧力がかかり、歪んでしまうこともあります。

そうならないために夜はめていただきます。

こちらもかなり薄めの素材で作っているので違和感なく使えるものです。

また保定装置を付ける側の方が気になるのはいつまでつけるの?という所だと思います。

このつける期間については先生ごとに様々な考え方がありますが、当院の院長の考えとしては、できるだけ長く!になります。

最初にも言ったように外すと後戻りのリスクが上がってしまうので、できるだけ長く、年単位での装着をお願いしています。

他にもリテーナーはたくさん種類がありますが今回は当院で主に使用しているものをご紹介いました。

歯牙腫の症例

事務局の河底です。最近矯正相談に来院されたお子様で歯牙腫の症例がありました。

歯牙腫とは歯を作っている組織のエナメル質や象牙質、セメント質の一部または全部が増殖してしまい発症する混合性の歯原性腫瘍です。

歯牙腫ができるのは10代~20代に多いと言われています。この症状が進行すると周りの歯が圧迫されてしまいます。赤い丸が歯牙腫です。

 

ところでみなさんは去年インド南部のチェンナイで歯が500本以上埋まっていて摘出した話をご存知でしょうか?

以下CNNニュースより抜粋します。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35140784.html

ニューデリー(CNN) インド南部のチェンナイで、あごの痛みを訴えて病院を受診した7歳の男の子の口の中から526本の歯が見つかり、医師団が摘出手術を行った。

男の子は下あごの右側に腫れや痛みがあり、チェンナイの歯科大学病院に先月入院した。

同病院の医師がCNNに語ったところによると、男の子のX線検査などを行って診察した結果、「異常な歯」が大量に入った嚢(のう)が見つかった。

医師団は先月、男の子の口から嚢を摘出する手術を行い、続いて4~5時間かけて嚢の中から全ての歯を取り出した。

「歯は0.1ミリ~15ミリのものが全部で526本あった。最も小さい歯でさえも歯冠と根とエナメル質があった」と医師は話している。

男の子は手術の3日後に退院した。歯は健康な状態の21本に戻り、完全回復が見込めるという。

医師によると、今回の症例は複合性集合歯牙腫と呼ばれる極めて珍しい症例だった。原因は不明だが、遺伝や放射線など環境による影響の可能性が考えられる。

両親は、男の子が3歳だったころからあごの腫れに気付いていたが、男の子がじっとしていないので医師の診察も受けられなかったと話しているという。

今回は、なかなか歯が生えてこないお母さまが心配されてこの歯牙腫が見つかりました。

この摘出手術は当院ではできないのですが大きい病院の口腔外科で全身麻酔の上することになります。

不安に思われることがあればご相談に来院していただければと思います。レントゲンを撮ってみないとわからない病気もあります。今回はお母さまがお子様の異変に気づかれ、早期の対応ができてよかったです。

コロナウィルスでマスクを常につけている状態が長く続き、口腔内環境が乱れている方が多いです。

実は私もマスクをしているし、今回は磨かなくてよいかなという気持ちになったことがあるのも事実です。歯磨きの状態が悪く、歯茎に炎症が出て痛みが出る方、虫歯が大きくなっている方が受診されていますがこのような時だからこそ、みなさん、歯磨きもがんばっていきましょう。

緊急事態宣言は解除されましたが当院ではまだ全ての出入りされる患者様に問診票の記入と検温を行っております。ご協力お願い致します。

歯科とタバコの関係について

歯科衛生士の佐藤です。今日はたばこと口の関係についてお話ししたいと思います。

たばこと肺がんなど呼吸器や循環器系の病気が関係があることは皆さん知っていると思いますが

歯医者や口のことと何か関係あるの?思う方結構いるのではないでしょうか?

たばこは口から吸って肺に入っていきますので、肺に害があるならもちろん口にも害があり、口腔がんや歯周病の発症にも深く関わっていますし、歯周病に関しては発症や進行に最も影響を与えるとまでいわれているのです。また矯正治療中の方は歯が動くスピードが遅くなると言われています。

まず、たばこを吸っている方が一番よく気にしているなと感じることですが、一般的によく自覚されているのが歯への着色です。

たばこを吸うと、歯にヤニが付いて茶色く着色します。

着色があるところは表面がざらざらしており、歯垢・歯石が付きやすい状態になります。

そしてたばこの着色は歯だけではなく歯茎にもつきます。

着色のもとは、たばこの煙に含まれるニコチンやタールなので、吸っている人はもちろん周りで煙を吸ってしまっている人(家族や子ども)の歯茎に着色してしまうこともあります。

次に歯周病との関係についてです。

最初にたばこが歯茎に与える影響についてです。

たばこの煙に含まれるニコチンやタールなどの化学物質が歯茎に血管を収縮させ、血流を悪くさせます。→そうすると歯茎に酸素や栄養が行き渡りにくくなってしまいます。

またたばこの影響によって、歯茎の抵抗力が落ちることや唾液の分泌量が減ってしまい、唾液の自浄作用が減ることも分かっています。

このような歯茎に与える影響からたばこを吸っている人は吸っていない人に比べて歯周病になった時に治るのに時間がかかってしまうことや、発症したときに進行するスピードが速いことも分かっています。

歯周病は歯を支えている歯槽骨という骨が溶けていき、最悪の場合は歯が抜けてしまう病気です。

抜けるとまで行かなくても、溶けてしまった骨は元には戻らず、その後悪化しやすい状態になってしまいます。

そのため歯周病の治療を本格的にする場合は禁煙をおすすめします。

また当院では矯正治療で通われている方にもできれば禁煙をおすすめします。

歯が動くメカニズムは骨を溶かす細胞と骨を作る細胞の働きで歯根膜が元の厚みに戻ろうとすることの繰り返しです。たばこを吸っている方の場合、血流が悪くなり、骨吸収と骨形成がスムーズに行なわれないので歯の動きが悪くなります。

電子タバコに変えたので大丈夫と思っている方もいらっしゃいますが、通常のタバコよりいいにしろタバコの害がないことに変わりはありません。

この話が禁煙への動機づけや関心を持ってもらう1つのきっかけになればいいと思います。

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