MonthlyArchive: 2021.09

妊婦さんの歯科治療について

衛生士の佐藤です。今日は妊娠中の方の歯科治療についてお話していきたいと思います。

元々あまり歯医者に行ったことがない方も妊婦検診をきっかけに歯科へ来院してくださることが多いです。

妊婦検診とは妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を確認するために行うもので歯科では妊婦さんのむし歯の有無や歯ぐきの状態をチェックします。

この時にむし歯や歯周病などが見つかる方も実は多くいらっしゃり、出産までの間に治療をしていきます。

しかしその時気になるのが歯科治療でおなかの中の赤ちゃんに与える影響についてですよね。

これは治療前に妊婦さんからもよく質問を受けます。

まずむし歯治療で使用する麻酔についてです。

歯科で使う麻酔は局所麻酔と言われる打った周辺のみに作用するものなので胎盤を通して赤ちゃんに影響が出ることはありません。

ですが実際に治療を行うとなると妊娠初期はつわりで口を開けて器具を入れるのはしんどい方もいらっしゃいますし、麻酔の薬に入っている成分には大量投与すると子宮収縮を起こし穏やかにですが分娩促進させる作用をおこすものもあります。

虫歯治療する際は必要最低限の量の麻酔を使用するようにしていますが、より安全に治療をするために妊娠中期(1627)に行うことを当院では推奨しています。

ですので妊娠初期の段階で検診を受けむし歯や歯周病があった方は、麻酔を用いての

治療は妊娠中期に入ってから行い、それまでは歯周病の治療を行っていきます。

また、妊婦さんは歯周病治療もしっかり行っていく必要があります。

なぜなら歯周病に罹患している方は早産のリスクが上がってしまうからです。

よく聞く飲酒による早産のリスクは約3倍ですが歯周病による早産のリスクは約7倍にもなるとされています。

これは歯周病菌がもたらす炎症を起こさせる物質が子宮の収縮を起こさせるホルモンに似ているため早産や低体重児出産の原因になるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妊娠中はつわりによる食生活の乱れや口腔清掃不良の影響で歯茎の炎症を起こしやすいのですが、さらに妊娠中の女性ホルモンを好んで活動する歯周病菌の影響もうけてより炎症を起こし、歯周病を悪化させます。

妊娠中の歯周病は通常よりも早く進行してしまうため早めの発見と治療をお勧めします。

また、歯周病に罹患している人としていない人を比べると歯周病に罹患している人は不妊になりやすいという試験結果もあるそうです。

歯周病は妊娠・出産に深く関わっているのに若い人と歯周病はなかなか結び付かず

知らない間に不妊の原因を身体にため込んでいるかもしれません。

ですので妊娠中の方もですが妊活前にも歯周病のチェックをしに歯科を受診してくださいね。

セミナー参加報告です

歯科衛生士の吉岡です。

現在は広島県は緊急事態宣言下にあります。今日させていただくのは、4月に参加したセミナーの報告です。

一般社団法人日本歯科医学振興機構(JDA)が主催する臨床歯科麻酔管理指導医・臨床歯科麻酔認定歯科衛生士セミナーを受講し、認定試験を受けて参りました。

今回のセミナーで受講した内容は単に麻酔といってもその内容は濃く深いものでした。

そこで今回受講して当院でしていること、患者様に伝えておきたい内容をお伝えします!

・妊婦の方には妊娠中期(16~27週)に歯科治療を行うことを推奨しています

・麻酔をして、心臓がドクドクするのは心拍数が増加する作用が入っています

・麻酔が効きにくかったことのある方は歯茎に炎症があると効きにくいことがあります、

・上顎は骨が薄いので麻酔は効きやすく、下顎は骨が密で麻酔が効いてくるスピードが上顎と比べると遅いことがあります

・麻酔で針を刺す時と液を入れるときには痛みを生じやすいです。そのため当院では表面麻酔といって麻酔を入れる前に歯茎にシールをはっています。(麻酔の麻酔)

もしも偶発症が起こった時のために、AED、パルスオキシメーター、血圧計、酸素ボンベを置いています

当院に来院されている方で麻酔のことで何かご不安に思われることがありましたら気軽に聞いてください。

 

他にも法律や局所麻酔の薬剤や効果作用、麻酔の偶発症についての知識を深め、救急対応についての実習をさせていただきました。

 

試験は難しい内容だったので、通知が来たときは結果を開くまでドキドキしましたが、無事臨床歯科麻酔認定歯科衛生士の認定証をいただくことができました。(認定期間は3年とされています)

河底歯科・矯正歯科では、痛みが少ない治療を目指し、患者さんの心理的負担を軽くしたいと考え診療しております。

少しのことではありますが、歯科=痛いところをいう従来の悪いイメージを覆し、快適に歯科治療に通っていただきたいと思っています。

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