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歯並びを悪くする4つの癖~お母さん必見です

歯科衛生士の吉岡です。

最近、矯正治療をしている芸能人をよくテレビでみませんか?

昔のVTRがテレビに流れたとき、多くの芸能人が矯正をしていることに気づきます。

やはり、歯並びがキレイになると笑顔の印象がかなりよくなりますよね。

このように子供から大人まで多くの方が矯正治療をされる方が年々増えてきているように思います。

 

さて、あなたの歯並びはどうですか?

そもそも歯並びが悪くなる原因ってなんだと思いますか?

もちろん、顎の大きさなど遺伝的な原因もありますが、生活習慣の中に原因があるというケースもあります。

 

皆さんが普段の生活で何気なくしている癖が歯並びに影響しているかもしれません。

例えば、頬杖をついている、唇を巻き込む癖や、唇を吸いこむ癖など小さなことかもしれないですが、その積み重ねで歯並びが悪くなることが多いです。

歯は舌と頬や唇、そして歯と歯のかみ合う力の調和の中で位置を保っています。

持続的であれば、非常に弱い力でも、歯は容易に動きます。歯は、軟組織のバランスの上に浮くボードのようなものです。つまり、歯は、歯の周りの筋肉のバランスの上に立っています。

 

そこで、今回は4つの癖について書いていきたいと思います。

①指しゃぶり:歯並びが悪くなってしまう習慣と言えば代表的なのが指しゃぶりです。しゃぶる指やしゃぶり方にもよりますが指しゃぶりを続けると歯並びや咬み合わせに影響がでてきます。4歳までの指しゃぶりは自然にやめる可能性がありますので無理にやめさせずに見守ってみてください。

5歳以上まで指しゃぶりをしていると、自然にやめる可能性は少ないです。

指しゃぶりをしていると・・・

・上の前歯が出てくる(出っ歯)

・下の前歯が前に出てくる

・上と下の前歯が開いた状態になってくる

・歯と歯の間に隙間ができる

・歯列が狭くなる

3~4歳までに指しゃぶりをやめていると出っ歯などは自然に治ります。

 

②爪をかむ:爪を噛む癖のある人は子どもだけではなく大人になってからもやめられないという方はいるかと思います。イライラやストレスなど抱えているとどうしても爪を噛んでしまう癖が身に付いてしまうことが多いようですが、爪を噛む癖があると、上の前歯と下の前歯の先端が触れ合うような状態で爪を噛むので、上と下の歯が正常にかみ合わない状態になりますので歯並びや咬み合わせに影響が出てきます。

 

③唇をかむ・すう:下唇をかむ・すう癖は、前歯の下に入れ込む癖で、下の前歯が内側に入って上の前歯が唇側に出てきます。いわゆる出っ歯になります。また、下唇が赤くなってしまったり、前歯が傷ついてしまうことがあります。逆に上唇をかんでいると受け口になりやすいです。歯並びや顔貌に影響が出てきます。

 

 

頬杖:発育期の顔の骨格はまだ軟らかいため、頬杖をつくなどして顔の外側から、常に力を加えていると顔にも歪みが出てきてしまいます。また、手で頬杖をしていると手が当たっている部分の歯が内側に入り込みます。

さらに、両手でしているとV字型の歯並びになります。左右から加わった力は最終的に前に働いて、その結果、前歯が前に出てくるケースも少なくありません。

そのほかにも、うつぶせ寝や横向き寝、唇を引き締める癖、舌の癖などがあり、歯並びや顎の成長、顔貌に悪影響を及ぼすことがあります。

 

生活習慣で歯並びが悪くなってしまっている場合、乳歯列(4~6歳)のうちに習慣を改善すれば、矯正治療をせずに済む事がありますので、特にお子様がご家庭にいらっしゃるところは日常生活の何気ない癖や習慣を、今一度見直してみると良いかもしれません。

 

こうして、悪い癖をやめることによって予防的に歯並びが悪くなるのを防ぐことができます。

歯周病や虫歯予防と同じように歯並びも予防していく時代になりましたね。

歯並びに悪影響のある悪い癖は、早い時期に取り除いていくことが大切です。

 

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