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虫歯治療の中で最も難しい治療と言われる根管治療|選んではいけない歯医者の特徴5選を徹底解説

日本語のインフォグラフィック。根管治療の歯医者の特徴を5つ挙げ、番号付きの説明とイラスト、右端のチェックリストを含む。

河底晴紀院長

【監修者】
河底晴紀(かわそこ せいき)
河底歯科・矯正歯科 院長
歯学博士・日本矯正歯科学会認定医・日本口腔外科学会専門医在籍
日本臨床歯科学会(SJCD)・CSTPC ・FCDC/研修修了
「根管治療中なのに、毎回ものすごく痛い。こんなに痛いのは普通なの?」
「何をしているのか説明がない。どんな器具を使っているか、何回かかるかも教えてもらえない」
「セカンドオピニオンに行きたいけど、今の先生に悪いかな……でもこのまま続けていいのか不安」

その不安、当然です。根管治療(歯の根っこの治療)は、虫歯治療の中で最も難しく、かつ「医院の技術差が最も大きく出る治療」です。同じ「根管治療」でも、使う器具・診査の方法・治療の手順・麻酔の技術によって、治療中の痛み・治療成績・歯の寿命が大きく変わります。

「何か違う」と感じたときの直感は大切です。この記事では、根管治療で選んではいけない歯医者の特徴5選を、専門家として正直にお伝えします。「今の医院を続けていいのか」の判断基準にしてください。

根管治療はなぜ「難しい」のか——まず知っておいてほしい基本

根管治療とは、歯の内部(歯髄腔・根管)に侵入した細菌と感染した神経・組織を除去し、洗浄・消毒・封鎖する治療です。「神経を取る治療」とも呼ばれます。

たとえ話

根管治療は「細い曲がりくねったトンネルの中を清掃する作業」に似ています。歯の根の管(根管)は直径0.1〜1mm以下の細い管で、しかも曲がっていたり複数に枝分かれしていたりします。このトンネルの隅々まで清掃して細菌を一掃しないと、後で炎症が再発します。器具の技術・マイクロスコープの有無・洗浄液の知識によって、このトンネル清掃の精度が大きく変わります。

根管治療の失敗原因として最も多いものの一つが「見逃された追加根管の存在」です。ある研究によると、根管治療失敗例の21.7%に未治療の追加根管が存在していたことが示されています。つまり「根管を全部見つけられているか」が治療の成否を分ける重大なポイントです。

《出典》Predicting early endodontic treatment failure following primary root canal treatment(PMC / National Library of Medicine)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10935960/

選んではいけない歯医者の特徴【1】拡大鏡(マイクロスコープ)を使っていない

🔴 特徴①「肉眼だけ」で根管治療をしている医院

根管の直径は0.1〜1mm以下。肉眼では見えない世界です。マイクロスコープ(歯科用手術顕微鏡)を使うと最大25倍まで拡大でき、根管の入口・形状・汚染状況を正確に把握できます。

マイクロスコープなしの根管治療は、「暗闇の中で手探りで精密作業をしている」ようなものです。根管を見逃す・汚染を取り切れない・器具を誤って穿孔させるなどのリスクが大幅に上がります。

⚠️ なぜ問題?——拡大鏡(マイクロスコープ)なしでは「全部の根管を処置できているか」を確認する手段がない

欧州歯内療法学会(ESE)のガイドラインでは、根管治療の長期成功において感染コントロール・適切な根管充填・良質なコロナルシール(歯冠部の封鎖)が鍵となることが明示されています。これらはすべて「見える」環境があってこそ実現できます。

《出典》Success and failure of endodontic treatment(British Dental Journal / Nature)https://www.nature.com/articles/s41415-025-8453-5

選んではいけない歯医者の特徴【2】ラバーダムを使っていない

🔴 特徴②「ラバーダム防湿」をしない医院

ラバーダムとは、治療する歯だけを露出させ、口腔内の唾液・細菌から治療部位を完全に隔離するゴムのシートです。根管治療では「無菌操作」が成功の絶対条件であり、唾液(細菌だらけ)が根管内に入ると治療が台無しになります。

日本ではラバーダムを使っている歯科医院は少数派ですが、欧米の歯内療法の専門医はほぼ100%使用します。「ラバーダムなしの根管治療は無菌手術を汚染した環境でやるようなもの」とも言われます。

「ラバーダムを使いますか?」と質問したとき、「使いません」「うちはやっていません」という医院は避けるべきです。

⚠️ なぜ問題?——唾液の混入で根管内に口腔内細菌が侵入し、再感染・治療失敗のリスクが上がる
 

選んではいけない歯医者の特徴【3】説明なし・資料なしで治療を進める

🔴 特徴③「何をするか説明しない」「レントゲンを見せてくれない」医院

根管治療は、患者さんが内容を理解して同意(インフォームドコンセント)した上で進めるべき治療です。なぜなら「根管治療をするか・しないか」「かぶせ物は何にするか」「最終的に歯を残せるか」という判断は、患者さんの人生に大きく関わるからです。

「何回かかるか」「今どの段階か」「今後何をするか」——これらをきちんと説明してくれない医院では、治療が長引いても理由がわからず不安だけが積み重なります。また「レントゲンを見せてもらえない」場合、根管の形状・充填の状態を患者さんが確認できないため、治療の質をチェックする機会がなくなります。

⚠️ なぜ問題?——説明がない医院では、治療が失敗していても患者さんが気づけない。インフォームドコンセントは患者の権利です。

適切な根管充填と被せ物の質が確保された根管治療の生存率

461本の根管治療済み歯を分析した研究では、術前の正確な診査・充填密度・コロナル修復(被せ物)の質が治療の生存率と成功率の主要な予測因子であることが示されました。生存率89%・成功率81%というデータは、「良質な治療」があってこそ達成できる数字です。

《出典》Factors Influencing the Long-Term Survival and Success of Endodontically Treated Teeth(PMC / National Library of Medicine)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC12609945/

選んではいけない歯医者の特徴【4】「痛みが強すぎる」のに麻酔の追加をしてくれない

🔴 特徴④「痛い」と言っても「我慢して」「そのまま続けよう」と言う医院

根管治療は適切な麻酔のもとで行えば、強い痛みを感じずに済むのが原則です。「神経を抜くから痛い」は正確ではなく、「適切な麻酔がかかっていれば神経を処置しても強い痛みは感じない」のが正しい理解です。

炎症が強い急性歯髄炎の場合は麻酔が効きにくいことがありますが、その場合は麻酔の種類を変える・浸透麻酔を追加する・髄腔内麻酔を行うなどの対応が可能です。「痛みをこらえながら治療を続ける」は現代の根管治療のスタンダードではありません。

痛みを我慢しながらの治療は、患者さんの歯科恐怖症にもつながります。「痛い」と伝えたときに適切に対応してくれない医院は、患者さんの苦痛を軽視しているサインです。

⚠️ なぜ問題?——痛みのコントロールは「患者の権利」であり「治療の質」に直結する。痛みを放置する医院は技術・姿勢どちらにも問題がある可能性

選んではいけない歯医者の特徴【5】「何回通っても終わらない」状態が続いている

🔴 特徴⑤根管治療が10回・20回と終わらず、終わりが見えない医院

根管治療の通院回数は症例によって異なりますが、一般的に2〜4回で完結することが多いです。「もう10回以上通っているのに終わらない」「薬を変えるだけで毎回同じことが続く」という場合は、治療が適切に進んでいない可能性があります。

通院回数が増えるほど、細菌が再侵入するリスク・患者さんの負担・最終的な治療成績への悪影響が増えます。「なぜ終わらないのか」の説明がなく、ただ通院が続くだけの状態は要注意です。

「いつ終わりますか?」という質問に明確に答えられない医院は、治療計画が立てられていない可能性があります。

⚠️ なぜ問題?——根管治療の長期化は再感染リスクと比例する。治療計画と見通しの説明ができない医院は診査診断の力が不足している

河底歯科・矯正歯科の根管治療への取り組み

当院は矯正だけでなく、一般歯科診療においても高水準の診断・治療を追求しています。院長はSJCD(日本臨床歯科学会)・CSTPCなどの研修を通じて、根管治療を含む一般歯科の高度な技術・診査診断を継続的に学んでいます。

✅ 河底歯科・矯正歯科の根管治療に対する姿勢

① 精密な診査診断を重視……レントゲン・CT(必要に応じて)をもとに「何本の根管があるか」「根の形状はどうか」「感染の範囲はどこまでか」を事前に把握した上で治療計画を立てます。

② 治療の内容・見通しを丁寧に説明……「今日は何をするか」「次回は何をするか」「全体でどのくらいかかるか」を患者さんに説明した上で治療を進めます。「よくわからないまま続ける」治療はしません。

③ 痛みのコントロールを最優先……麻酔が効いていない状態での治療は行いません。痛みを感じる場合は麻酔の追加・方法の変更など適切な対応をします。

④ SJCD・CSTPC研修による継続的な技術向上……院長はSJCD(日本臨床歯科学会)・CSTECなどの国内最高水準の研修で一般歯科診療の技術を継続的に磨いています。

💡 セカンドオピニオンは「裏切り」ではない

「今の先生に悪い」という気持ちはとても優しいですが、セカンドオピニオンは患者さんの権利です。「別の専門家の意見も聞く」ことは医療の世界では当然のことであり、良識ある歯科医師であれば「セカンドオピニオンに行ってきました」と言われても責めません。

むしろ「セカンドオピニオンに行くことを嫌がる・怒る」医師がいたとしたら、それ自体が問題のサインです。当院ではセカンドオピニオンのご相談も歓迎しています。「今の治療が適切かどうか確認したい」という方は遠慮なくお越しください。

まとめ——「何かおかしい」と感じたときが動くタイミング

  • 特徴①:マイクロスコープを使っていない——肉眼では見えない根管を処置できない
  • 特徴②:ラバーダムを使っていない——唾液(細菌)が根管に侵入して無菌処置ができない
  • 特徴③:説明なし・資料なし——何をされているかわからない治療は患者の権利が守られていない
  • 特徴④:「痛い」と言っても対応しない——痛みのコントロールは現代歯科の基本
  • 特徴⑤:何回通っても終わらない——治療計画・診査診断の力が不足している可能性
  • セカンドオピニオンは患者の権利——「何かおかしい」と感じたら、迷わず別の専門家の意見を聞く

「このままでいいのか」という直感を信じてください

治療中の強い痛み・説明のなさ・終わりが見えない通院——これらへの不安は、あなたの感覚が正しく働いているサインかもしれません。「先生に悪いから」と言って我慢することで、最終的に歯を失うリスクが上がることもあります。

あなたの歯は一生ものです。根管治療は「やり直し」があります。1回目の治療が適切でなかった場合の再治療(根管再治療)成功率は71〜87%とされており、初回より難しくなります。だからこそ、最初の治療を適切な環境で受けることが何より大切です。

「セカンドオピニオンを受けたい」「今の治療が適切か確認したい」「根管治療についてちゃんと説明を受けたい」——そのような方は、ぜひ河底歯科・矯正歯科へご相談ください。あなたの大切な歯を守るために、全力でサポートします。

河底歯科・矯正歯科

〒720-0031 広島県福山市三吉町2丁目14-8

TEL:084-931-0041

WEB予約:公式サイトより24時間受付 | 駐車場25台

河底晴紀院長

【監修者】
河底晴紀(かわそこ せいき)
河底歯科・矯正歯科 院長
歯学博士・日本矯正歯科学会認定医・日本口腔外科学会専門医在籍
日本臨床歯科学会(SJCD)・CSTPC 会員/研修修了。根管治療を含む一般歯科の高度な診査診断と技術を継続的に学び、患者さんの歯を守るための総合歯科診療を実践。
所属:日本矯正歯科学会・日本臨床歯科学会(SJCD)・MID-G・広島県歯科医師会・福山市歯科医師会 理事
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