» 2017 » 10月のブログ記事

先日、親子で歯並びを気にされているというお母さんと話をしたときに、「わあ!知らなかった」と言われた歯並びを悪くする原因をお教え致します。

また、当院に来られる患者さんが持たれている多くの矯正治療のイメージは、二期治療(成人矯正)で歯が永久歯に交換してからでないとできないと勘違いされています。

歯科医療も大学で矯正学を学ぶとき、抜歯をしていかに歯を並べるかという矯正を主体として学びます。

しかし、歯並びの良い子にする予防的な方法があります。

今回は、子供の歯並びが悪くなる癖、異常についてお教え致します。参考にしてみてください。

①   指しゃぶり⇒出っ歯になります。

3歳くらいまでの指しゃぶりは子供にとって、弊害はないですが、5歳を過ぎても指しゃぶりをしていると歯並びに影響が出てきます。

指しゃぶり

②   口呼吸⇒出っ歯になります。

通常は鼻呼吸をすることによって、鼻の空洞は広がり、上顎もよく成長し歯並びがきれいになります。しかし、口呼吸の方は口で呼吸するため、上顎が成長できず狭くなります。

③   下唇をかむ癖⇒出っ歯になります。

下唇をかむと、下の歯は内側に倒れ、デコボコになります。

下唇をかむ

④ 舌を出す癖⇒開咬になります。

ものを飲むときや喋るときに舌を歯と歯の間にはさむ癖のある人は開咬になります。開咬とは、奥歯はかみ合っても前歯がかみ合わない状態のものです。前歯でモノを噛み切ることができません。

開咬

⑤   爪や鉛筆をかむ癖⇒前歯がずれます。

何かをかむ癖があると、その噛む歯に力が加わり、前に出る可能性があります。

⑥   やわらかいものばかり食べる⇒歯がデコボコになります。

昔に比べて堅いものを食べない傾向にあります。ハンバーグ、パスタなど現代の食事は咀嚼する回数が少ないので、口まわりの筋肉が使われないので、顎が小さくなります。また、昔に比べ、食事の栄養価は高いので一本一本の歯は大きくなる傾向にありますので、余計におしくらまんじゅう状態になってデコボコになります。

⑦   頬杖をつく⇒噛み合わせが悪くなります。

重い頭を一点で支えることになるので奥歯の噛み合わせが乱れます。

頬杖をつく

以上が歯並びを悪くする癖です。そのほかにも、下記のような異常があります。

当院では、院長が日本矯正歯科学会の認定医です。適切な時期に適切な処置を行い、歯並びを悪くする原因を取り除くことができます。

①   上唇小帯が太い⇒すきっ歯になります。

②   舌小帯が短い⇒受け口になります。

③   過剰歯がある⇒前歯が生えてこない

④   歯が極端に小さい矮小(わいしょう)歯がある⇒歯に隙間ができます。

⑤   癒合(ゆごう)歯がある⇒歯がデコボコになります。

⑥   乳歯がむし歯になる⇒永久歯の生えてくるスペースがなくなります。

よく、乳歯のむし歯はいずれ抜けるから何も問題ない!と思われているお母さまがいらっしゃいます。永久歯の生えてくるスペースもなくなりますし、痛みがあれば、痛みを避けて偏った噛み合わせになることもありますので、むし歯ゼロがいいですね。また、乳歯はむし歯になったら抜いたらいいと思うのも間違いです。乳歯は永久歯が生えてくるスペースのガイドの役割もしていますので、早く抜いたらいいというものでもないのです。

いかがですか?

もちろん、遺伝的要素もありますが、上記のような癖や異常を排除することにより、歯並びが改善することもあります。

河底歯科・矯正歯科では、永久歯交換前にする治療を1期治療と呼び、お口の周りの筋肉をトレーニングする装置を使用したり、狭い顎を広げる装置を使用したり、MFTという口腔機能のトレーニングを指導したりしております。

よくお母さまが成人矯正をされていると特に1期治療について、誤解をされているケースがあります。1期治療から矯正治療を始めると、通う回数は長くはなりますが、歯並びを悪くする原因を排除するトレーニングができたり、2期治療に進んでも抜歯の可能性を低くしたり、2期治療の期間が結果的に短くなるケースがあったり、とよいことがいっぱいです。

「食べよう 笑おう 幸せになろう」笑顔の先には輝く未来があります。

事務長の河底です。

テニスの松岡修造さんをテレビで見ていると、

松岡修造

「この暑苦しさ、情熱、面倒くささ、院長に似ている( ;∀;)」とよく思います。

ただいつもそういうテンションなわけではなく、むしろ極めて静かです。

「冷静の中に情熱がある」といった感じでしょうか。普段は、ソフトで穏やかですが、仕事について語りだすと情熱が出てくる感じです。

今回は、院長の情熱=矯正治療に対する思いを書きたいと思います。

ここからは院長の記事を抜粋します。

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まず、歯科医師を志したきっかけには、父が、福山市で初めて矯正治療を開始したということが大きいです。今でこそ、矯正治療は世間に広く認知されていますが、昭和47年当時、歯医者さんというのは、むし歯を治すところであり、今から考えても歯並びを治すというのは画期的なことだったと思います。

私は、広島大学大学院で矯正治療を5年間勉強し、矯正治療専門という道も考えましたが、自分の子供がむし歯になったときに、「お父さんは歯並びは治せるけど、むし歯は治せないんだよね。」というのは嫌だったので、そこからは、一般歯科で苦労を積み、福山に戻ってまいりました。

それほど、一般歯科と矯正歯科は、同じ歯科でも全く異なる分野であり、矯正認定医の資格をもち、むし歯の治療ができる歯科医は、福山でもごくごくわずかです。矯正治療が特に専門性の高い分野だからです。

私の思いはただ一つ。患者さんにいつまでも自分の歯でおいしく食事をしていただき、美しい歯でおもいきり笑っていただきたいです。むし歯ができやすい、歯周病になりやすい人には、歯並びが原因と思われる方もいます。私は、「矯正治療は、最大にして最高の予防法」と考え、これからも進化してまいりたいと思います。

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以上です。院長も今は、経験年数20年以上ですが、口癖は、「親父のように手先が器用なわけではない。本当は、すごく向いているかといわれたらそうではなく、努力でここまできた」でした。

しかし!私は、院長ほど、歯科医師が天職な人はいないと思います。だって、普通は、歯科医師免許を取った後、ここまで研修に行って、勉強する人はそう多くはないです。

家族と過ごす時間を削って、自分がゆっくりする時間を削って、全国でも「神」といわれるような著名な先生の講習を全国各地、年間何百という時間と費用をかけて受けて、診断や技術の勉強をしています。

「冷静の中の情熱」です。

歯科業界は、日進月歩で進化しています。補綴物といって歯のかぶせ、つめものも10年前とは全く違う材質のものが出てきます。

当院では、この度、自費のかぶせの種類を一掃し、自費のかぶせ及びつめものには一切、金属を使わないメニューとなりました。

一度、セラミックを入れた人は、銀歯を入れません。その理由をご説明します。

1.  目立つ

2.  むし歯になりやすい

3.  歯茎が黒くなる

4.  銀歯の下でむし歯が広がる

5.  汚れがつきやすい

もう少し、個別に詳しく見ていきます。

まず、①銀歯はなんといっても見た目が悪いです。口をあけて笑ったときに見えるこの感じ。

銀歯写真

やはり、歯の色は白く透明感があるほうが見た目にもきれいで第一印象もよくなりますし、銀歯が見えると年齢が実際より上に見えます。

次にむし歯になりやすいです。一度削った歯は、またむし歯になる可能性が高いです。

最初は小さなむし歯でつめものをしたけど、何年か経ち、全体のかぶせになり、また何年か経ち、抜歯し、ブリッジになり、入れ歯になり、歯がなくなるという方が多いです。

むし歯になるのは、自分の歯と銀歯の間がむし歯になるからです。お口の中に入れた銀歯は、酸性、アルカリ性、熱いもの、冷たいもの様々なものを食べることにより、劣化し、むし歯になるのです。

次に歯茎が黒くなります金属アレルギーがない方でも、銀歯を口の中に入れると、金属が溶け出すことにより、白い歯・ピンク色の歯茎は変色してきます。金属を入れた周り、ぜひ鏡で見てみてくださいね。

次に④銀歯の下でむし歯が広がります。痛いなどの症状が出てかぶせをとってみたら、むし歯は、こんな感じで広がっています。

銀歯の下でむし歯が広がっている写真

銀歯は、歯とはもともとくっつかない性質のものです。ですので、取れない形にしてはめこんでいます。銀歯が取れて中が大きなむし歯になっていた、ということはよくあることです。セラミックは歯とよくくっつくので中でむし歯がひろがることはありません。

最後に⑤銀歯は汚れがつきやすいです。

銀歯はこの50年間作り方が変わっていません。印象材で型をとり、接着するというこの作り方、50年も前から、ほとんど作り方が変わっていないのです。銀歯の表面には、目に見えない小さな傷が多くあり、その傷の中に細菌がつきます。歯ブラシで磨いても、傷の中の細菌はとれないのでお口の中にべとべと感が残ります。セラミックは表面を一度コーティングしてから焼くので傷がなく汚れが付きにくいのです。

いかがでしたか?最後に銀歯に使われる材料についてご説明します。

いわゆる銀歯の材料は、金銀パラジウム合金です。ヨーロッパなどの先進諸国では金パラの使用はなくなりました。特にドイツでは銀歯と慢性疲労症候群との関係が言われており、実際に、銀歯をセラミックに変えたら、慢性的な体調不良(頭痛や肩こり)がほとんどのケースにおいて軽減されたという報告があります。

これについては、日本では金パラは認められている材料ですし、絶対に悪とはいえませんが、歯科業界の進歩にともない、メタルフリーの時代になっていることは確かといえます。

当院では、説明を受けずに銀歯を入れられたということのないよう、かぶせについては必ずご説明をしまして、選択していただいております。