あなたのお子様は大丈夫ですか?お口ぽかん①

最近、子供さんでお口があいている子が増えているように思います。

環境の変化のせいでしょうか、花粉症やアレルギーの子、鼻炎の子が増えており鼻がつまっている子が多く口呼吸になっている状態です。診療するときも鼻がつまっているかなど確認して行っています。鼻がつまって口呼吸になっている場合と、口腔周囲筋の未発達によりお口が閉じにくいこともあります。今日は赤ちゃんのときから口の周りの筋肉をつけて将来鼻呼吸がしっかりできるようになるための習慣についてお話したいと思います。

生まれてから赤ちゃんは母乳をのみます。母乳が出にくいお母さんもいると思います。この場合は哺乳瓶を使ってミルクを飲みます。

 

 

 

 

哺乳瓶の乳首は柔らかい物だと少しの力でミルクを飲むことができてしまいます。

そのため口の周りの筋肉の発達が未熟になり口が開いて口呼吸になってしまうと考えられます。赤ちゃんの唇の力を鍛えるためにも硬めの乳首を使用するのをお勧めいたします。また、卒乳を急ぐのは口呼吸の原因になる可能性もあります。

母乳、ミルクを飲んでいる赤ちゃんは鼻呼吸をしています。飲みながら鼻で息をしています。授乳の時期に口の周りの筋肉をしっかり鍛えることは口呼吸の防止になります。

早く離乳食に移行すると鼻呼吸の習慣、口周りの筋肉の発達が未熟なため口呼吸になってしまうリスクがあると考えられます。

離乳食が始まって少し時間がたつと赤ちゃんは自分で食べたいという意思が出てきます。

目で見て食べ物と認識し、つかんで口に運びます。簡単に思えるこの動作は自分の口に入る量や口に運び唇の力も使い舌の使い方も学んでいるのです。

自分で上手に手づかみ食べできるようになるとスプーンやフォークで食べるのがうまくなります。

ここからは離乳食のスプーンと姿勢について書きます。

離乳食開始時期には赤ちゃんはまだ自分では食べることができないのでスプーンで食べさせてあげないといけません。

 

スプーンは柄が長くある程度の深さがあり口に入りやすい小さいものがよいと思います。先は細いものが口に入りやすいと思います。

赤ちゃんが自分でスプーンを持って食べ始めたら口に入りやすい大きさの物で握りやすい物が良いと思います。食べるのに良い姿勢は始めの頃は椅子に座ってもうまく座れないと思います。抱っこやベビーラックが良いでしょう。お座りができるようになったら椅子が安定します。足底は床にしっかりつけて力が入るようにしてあげましょう。

これらのことを気を付けて鼻呼吸の基礎作りを赤ちゃんの頃からしっかりしてあげるのは健康と歯並びなどに大きく関係してくるのです。赤ちゃんの成長を楽しんで子育てを頑張ってくださいね。

お子様の歯、乳歯について

ゴールデンウィークが終わりましたね。

充実した連休になりましたか?親戚のお家へ行ったり、家族や友達と旅行へ行かれた方も多いかと思います。

そして、51日のゴールデンウィーク中には元号も変わりました。

入籍した方、出産した方も大勢いらっしゃり、おめでたいニュースが沢山ありましたね。

さて今日は、出産を控えている方や出産を終えられた方、今子育て中のお父さんお母さんに是非見ていただきたい内容です。

皆さんは、このような経験はありませんか?

永久歯が生えるのが遅い!

虫歯になって早く歯を抜くことになってしまった!

永久歯が生えてこない!といったお母さんからの声を今までいくつも聞いてきました。

特にお子さんのいる方は気になるところではないでしょうか。

人の歯はご存じのとおり乳歯と永久歯の2種類あります。

乳歯はそれぞれ20本、永久歯は28本(親知らず入れると32本)生えています。

平均生後8か月頃から乳歯が生え始めてきて、2歳半頃で乳歯が生えそろってきます。

永久歯は6歳頃に下の前歯あるいは6歳臼歯が生えてきます。

12歳頃には6歳臼歯の後ろに12歳臼歯が生えて、28本の永久歯が完成します。

乳歯のABCDEに対して永久歯の12345が生えてきます。

これが正しい永久歯列になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、萌出困難歯(ほうしゅつこんなんし)といって、例えば永久歯が生えてくる前に虫歯が原因で乳歯を抜いてしまうと歯の周りが動いてしまうので、本来生えてくる永久歯が正しい位置に生えてくることができないことがあります。

虫歯が進行して、根っこの下に膿がたまってしまうと、永久歯が生えてこられなくなったり、膿をよけて歯の出てくる方向が違う向きに出てきたりすることもあり、むし歯で乳歯が抜けるとその空間を埋めるように永久歯が生え、歯並びにも影響が出てきます。

また、萌出経路に過剰歯(通常の歯の本数よりも多く形成された歯)や歯牙腫(歯の形成以上のために生じる良性の腫瘍)などの障害物があるときや局所的なものとして、歯茎が腫れて厚くなっていたり、位置の異常や形成の異常などで歯が生えてくるのが遅くなることがあります。位置の異常に関してはやはり、顎の成長が少なくなってきているのが原因だと思われますので、今後も増えていく傾向があると思います。

 

 

 

 

 

 

なかなか生えてこない場合の治療方法としては、レントゲンを撮って永久歯の位置や歯の根っこの状態を確認します。

きちんと生えそうな位置や向きであれば、経過観察をしていきます。

特に歯茎が腫れて厚くなっていて、歯が出てくるのが難しそうな場合は、麻酔をして切開します。当院では麻酔もいつしたかわからない程度のものですし、切開も麻酔下で行うのでご安心ください。

また、ほとんど萌出力が期待できない場合は、牽引処置をすることがあります。牽引処置は矯正治療になります。

乳歯は永久歯が正しい位置に生えてくるためにとても重要な役割があります。

乳歯に対してむし歯になってもどうせ抜ける歯だからと思うのはやめてください。乳歯は適切な時期まで役割を果たしてその時期がきたら自然と抜けるものです。むし歯になり無意識に痛みを避けるように噛み合わせが乱れたり、安易に早すぎる時期に抜いてしまうのはよくないです。初めて乳歯が生えた時の感動を思い出してしっかり仕上げ磨きもしてあげてくださいね。

よく噛んで食べることの効果〜今日から使おう噛める食材

ハンバーガー、ケーキ、ドーナツ。町を歩けば柔らかくて美味しい食べ物がたくさんあふれています。現代人は昔の人より柔らかい食べ物を多く摂取しているので噛む回数がとても少ないです。弥生時代の1回の食事で噛む回数は約4000回で食事の時間は約51分だったのに対し、江戸時代には1500回になり、現代は620回約11分と大幅に噛むことが減っていることが数値から見えてきます。

噛むことは顎の発達を促進させます。永久歯が生えてくるスペースがないと永久歯同士が重なって生えてしまい、歯並びに影響が出てきます。歯が重なると汚れが溜まってしまい、虫歯や歯周病になりやすいお口になってしまいます。顎の成長は成人になるにつれて緩やかになっていくので、小さい時からしっかり噛んで歯が並ぶスペースを確保することが大切になってきます。

噛むことで得られる効果は顎を鍛えることだけではありません。

 

【卑弥呼の歯がいーぜ】という言葉を聞いたことはありますか?この言葉は日本咀嚼学会の標語で、噛む事の8大効用を咀嚼回数の多かった弥生時代の卑弥呼にかけて表したものです。

「肥満防止」:よく噛むことで脳が満腹感の信号を早く発信し、早食いしたときより食べ過ぎることを防ぎます。

「味覚の発達」:多種の食べ物を食べれば味覚が発達します。

「言葉の発音」:口の周りの筋肉が発達して発音がよくなります。

「脳の発達」:口を開け閉めすることで通常よりも多くの酸素や栄養が脳に届き、脳細胞の活性化を促します。

「歯の病気予防」:噛むことにより唾液が分泌され、虫歯や歯周病を予防します。

「癌予防」:唾液の成分であるペルオキシターゼは食品中の発癌性物質を中和する働きがあると言われています。

「胃腸快調」:食品をかみ砕いてから飲み込むことで胃腸への負担が軽くなり、胃腸の働きを正常に保ちます。

「全身の体力向上」:噛みしめる力を育てることで全身に力が入り、体力や運動神経の向上、集中力を養うことに繋がります。

食べ物は噛み応えのあるものを選ぶと良いと思います。しっかり噛まないと飲み込めない食材は噛む回数を増やします。

するめ、いか、たこ、こんにゃく、ごぼう、れんこん、きのこ、ナッツ類など弾力があったり食物繊維が豊富なものがおすすめです。おやつを選ぶ時、柔らかいケーキより歯ごたえのあるせんべいの方が良いです。でも柔らかいせんべいもあるので、迷ったときは比較してどちらの方が噛む手助けをしてくれそうか選ぶと良いのではないでしょうか。お子さんと一緒にクイズを出しながら考えてみても良いかもしれませんね。

固いものばかり選ばなくても普段口に入れた食べ物を30回噛む意識を持ってみたり、食事に集中するため「ながら食べ」をやめてみると良いかもしれません。普段の調理方法でも野菜を細かく小さく刻むより大きくザク切りにすることで自然と噛む回数を増やすことに繋がっていきます。調理の手間も省けますね。是非試してみてください。

学校での検診と歯科での検診の結果が違うことがある?!その理由は・・・

もう少しで新学期がはじまりますね。歯科衛生士の住井です。

私が新学期で思い出すのは職業柄でしょうか、歯科検診を思い出すのです。

そこで今日はみなさんも学校検診、職場健診で体験したかもしれないことを書いてみようと思います。

学校や職場の検診では虫歯はなかったのに3カ月のメンテナンスに来た時に虫歯があったという経験をされた方おられますか?

え!?この前まで虫歯なかったのに!!なんで?とびっくりされたと思います。

集団検診と歯科医院での検診の違いについてお話させてください。

当医院では虫歯を診断するために環境、設備を整えています。

まずは院長が診察の時に使用している拡大鏡についてです。

肉眼では確認が難しい小さな虫歯などを鮮明に診ることができるのです。

次に歯科衛生士が診療で唯一使えるレーザー、ダイアグノデントペンです。

 

虫歯がある所にレーザーをあてて虫歯の歯面から2㎜の深い所まで到達して虫歯を数値化します。当てる角度を変えて虫歯の一番深いピーク時を知ることができます。

痛みも全くなく虫歯の進行状態をお知らせできるので患者様にも納得して治療を受けて頂けると考えています。

あと治療ユニットで横になっていただきLEDライトの元、しっかり口腔内を観察できる環境も整っています。

集団の検診ではライトもLEDではなく正直詳しく診ることも難しく短い時間で何十人、何百人も診ます。なので虫歯を見逃してしまうことがあると考えられますし、逆にただの着色を虫歯と診断することも考えられます。全部が全部ではないですが、診断に誤差が生じうる環境だということです。

 

学校での検診のいいところは、費用がかからず、半ば強制的に時期を設定し、診てくれるところです。歯科での検診のいいところは、費用がかかりますが、しっかりとした環境下で最新の機材を用いた治療はあなたの歯の健康をお約束することができます。

 

今は虫歯も小さなものはできるだけ削らないミニマムインターベンションの時代です。私たち歯科衛生士はCoの虫歯はすぐに治療をするのではなくダイアグノデントペンで数値の確認をメンテナンスごとに行い1本の歯を経過観察しています。もちろん経過観察をするにあたりどのように予防するのかを一人一人のお口の状態を診て考えて患者様に納得していただいて最善を尽くしております。

数値化できるので説明もしやすくこの数値を超えたら治療になりますと説明させていただけます。検診からメンテナンスにお越しいただいておられる方は虫歯ができても小さなもので見つけられますので治療も比較的早く終わり費用も抑えられます。

春になり検診で虫歯が見つからなかった方もぜひ当医院でダブルチェックしてみませんか?

歯並びを悪くする4つの癖~お母さん必見です

歯科衛生士の吉岡です。

最近、矯正治療をしている芸能人をよくテレビでみませんか?

昔のVTRがテレビに流れたとき、多くの芸能人が矯正をしていることに気づきます。

やはり、歯並びがキレイになると笑顔の印象がかなりよくなりますよね。

このように子供から大人まで多くの方が矯正治療をされる方が年々増えてきているように思います。

 

さて、あなたの歯並びはどうですか?

そもそも歯並びが悪くなる原因ってなんだと思いますか?

もちろん、顎の大きさなど遺伝的な原因もありますが、生活習慣の中に原因があるというケースもあります。

 

皆さんが普段の生活で何気なくしている癖が歯並びに影響しているかもしれません。

例えば、頬杖をついている、唇を巻き込む癖や、唇を吸いこむ癖など小さなことかもしれないですが、その積み重ねで歯並びが悪くなることが多いです。

歯は舌と頬や唇、そして歯と歯のかみ合う力の調和の中で位置を保っています。

持続的であれば、非常に弱い力でも、歯は容易に動きます。歯は、軟組織のバランスの上に浮くボードのようなものです。つまり、歯は、歯の周りの筋肉のバランスの上に立っています。

 

そこで、今回は4つの癖について書いていきたいと思います。

①指しゃぶり:歯並びが悪くなってしまう習慣と言えば代表的なのが指しゃぶりです。しゃぶる指やしゃぶり方にもよりますが指しゃぶりを続けると歯並びや咬み合わせに影響がでてきます。4歳までの指しゃぶりは自然にやめる可能性がありますので無理にやめさせずに見守ってみてください。

5歳以上まで指しゃぶりをしていると、自然にやめる可能性は少ないです。

指しゃぶりをしていると・・・

・上の前歯が出てくる(出っ歯)

・下の前歯が前に出てくる

・上と下の前歯が開いた状態になってくる

・歯と歯の間に隙間ができる

・歯列が狭くなる

3~4歳までに指しゃぶりをやめていると出っ歯などは自然に治ります。

 

②爪をかむ:爪を噛む癖のある人は子どもだけではなく大人になってからもやめられないという方はいるかと思います。イライラやストレスなど抱えているとどうしても爪を噛んでしまう癖が身に付いてしまうことが多いようですが、爪を噛む癖があると、上の前歯と下の前歯の先端が触れ合うような状態で爪を噛むので、上と下の歯が正常にかみ合わない状態になりますので歯並びや咬み合わせに影響が出てきます。

 

③唇をかむ・すう:下唇をかむ・すう癖は、前歯の下に入れ込む癖で、下の前歯が内側に入って上の前歯が唇側に出てきます。いわゆる出っ歯になります。また、下唇が赤くなってしまったり、前歯が傷ついてしまうことがあります。逆に上唇をかんでいると受け口になりやすいです。歯並びや顔貌に影響が出てきます。

 

 

頬杖:発育期の顔の骨格はまだ軟らかいため、頬杖をつくなどして顔の外側から、常に力を加えていると顔にも歪みが出てきてしまいます。また、手で頬杖をしていると手が当たっている部分の歯が内側に入り込みます。

さらに、両手でしているとV字型の歯並びになります。左右から加わった力は最終的に前に働いて、その結果、前歯が前に出てくるケースも少なくありません。

そのほかにも、うつぶせ寝や横向き寝、唇を引き締める癖、舌の癖などがあり、歯並びや顎の成長、顔貌に悪影響を及ぼすことがあります。

 

生活習慣で歯並びが悪くなってしまっている場合、乳歯列(4~6歳)のうちに習慣を改善すれば、矯正治療をせずに済む事がありますので、特にお子様がご家庭にいらっしゃるところは日常生活の何気ない癖や習慣を、今一度見直してみると良いかもしれません。

 

こうして、悪い癖をやめることによって予防的に歯並びが悪くなるのを防ぐことができます。

歯周病や虫歯予防と同じように歯並びも予防していく時代になりましたね。

歯並びに悪影響のある悪い癖は、早い時期に取り除いていくことが大切です。

 

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