MonthlyArchive: 2020.06

癒合歯って何?!

今日は癒合歯(融合歯)についてお話しします。歯科衛生士の佐藤です。

癒合歯(融合歯)その名の通り本来だったら2本別々に生えてくるはずだった歯が融合して1本として生えている歯のことです。

癒合歯の原因は発生途中の歯の芽 (歯胚) の段階で隣り合った歯胚同士がくっつき成長してしまって発生します。

乳歯の特に前歯で見られます。乳歯より発生頻度は低いですが永久歯でも見られることがあります。

 

 

 

 

 

どれが癒合歯は判断する方法ですが、基本的に歯は左右対称になっています。

これは本数にも歯の形態にも言えることなので癒合歯がある場合はその歯だけ反対側と比べて大きかったり、本数が少なかったりするので判断しやすいです。

では癒合歯がある場合はどうすればいいのかですが癒合歯自体は特に悪さをするようなことはありませんので癒合歯が生えてしまったからすぐにどうこうするというわけではありません。

しかし形が裏側にへこみがあることがあるのでそこへ歯垢がたまってむし歯にならないよう定期的にフッ素の塗布とむし歯のチェックしていくことが大切です。

また親御さんの心配の中には「次に生えてくる永久歯もくっついていますか?」というものもありますが、、、

乳歯が癒合歯だからと言って次に生えてくる永久歯も癒合歯というわけではありません。

パターンとして考えられるのは3つあります。

①永久歯は2本別々に生えてくるパターン

②永久歯も癒合歯として生えてくるパターン

③永久歯が一本足りないパターン の3つです。

①のパターンは問題ありませんが②③のパターンだった時に考えられる問題は歯並びや噛み合わせの異常です。

乳歯が永久歯に変わり始める6歳頃まではしっかりむし歯の予防に努めて生え変わりの時期になったらむし歯予防だけでなく歯並びについても定期的に診てもらっておくことが大切です。

娘の矯正治療経過

娘の矯正治療経過です。一時的に装置はつけていた時期はありましたが、就寝時に装置はつけておらず、3ヶ月ごとにフッ素塗布をしている状態です。右下(写真では左下)に思わぬところから永久歯が生えてきましたが、適切な時期に乳歯を抜いたことで永久歯がきれいに歯列に入ってきました。

先日、大人になってから矯正した友人に、並べるのは永久歯なんだから全部永久歯になってから矯正したほうがいいんじゃないの?1期治療はなんの意味があるの?と質問されたのですが、1期治療と2期治療は目的が違います。

1期治療の目的は顎の骨の成長と歯の生え変わりを考慮しながら永久歯が生えやすい環境を整えてあげること、2期治療の目的は永久歯をきれいに並べてしっかり噛めるようにすることです。

永久歯になってからでは、スペースがない場合は抜歯矯正になるかもしれません。

また先日、1期治療が終わり2期治療にすすんだ方のお写真です。↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寝るときにFKO(エフカオー)という装置を頑張っていれてくれた成果がよく出ています。

1期治療は基本的に就寝時に装置をいれていただいたり、MFTといって口腔筋機能療法というトレーニングをしたりしますがご家庭の協力があってのことです。お子様が寝るときに装置を入れるのを嫌がるのであれば永久歯になって矯正治療を始めるのも一つの考えかもしれません。

一つの目安として8歳とかきましたが、お子様自身が歯並びをよくしたいと思う気持ち、装置を入れて治すことに理解できる年齢が、ちょうどゴールデンタイムだと思います。

また、2期治療(成人矯正)のゴールデンタイムは中学入学くらいでしょうか?12歳臼歯が12歳前後で生えますし、顎の骨はまだ軟らかく、成長を続けています。

大学入学前にかけこみで矯正治療をしたい!という人が多いですが県外に出られるお子さんもいらっしゃいますのでお子さんの2回目のゴールデンタイムは中学生くらいと考えて気になることがあればお早めに相談にお越しください。

 

 

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