お口の中の唾液の働きとは?

こんにちは。アシスタントの重森です。

暑い日が続きますが、体調管理は大丈夫ですか?

 

私は先日、妹の結婚式に出席しました。

披露宴で妹への手紙を朗読したのですが、大変緊張してしまいました。

緊張すると、口がカラカラになりますよね!

あなたもそんな経験をされたことがあると思います。

緊張するということは、ストレスがかかっている、という状態。

ストレスがかかると交感神経という、体を活動的にする神経が強くはたらきます。

交感神経が強くはたらくと、水分の少ないネバネバとした唾液が分泌されます。

だから口の中が乾燥してカラカラになるんですね!

 

・・・ということで、今回のお話しのテーマは「唾液」です!

ふだん「唾液」について考えることはあまりないですよね?

今日はたっぷりと「唾液」について語ります!

 

【唾液はとっても働きもの!】

あなたは1日に唾液がどのくらい分泌されると思いますか?

なんと1~1.5リットルも分泌されると言われているんです!

意外と多いと思いませんか?

そんな、たくさん分泌されている唾液には、たくさんの働きがあります。

 ・歯ぐきや舌などの粘膜を保護して傷つかないようにする・・・「潤滑作用」

 ・ご飯をよく噛むと甘くなる、食物に含まれるデンプンを糖に変える・・・「消化作用」

 ・ケガをしたら唾をつけておけば治る、と言われる・・・「抗菌作用」

 ・食べかすを洗い流してお口に残るのを防ぐ・・・「洗浄作用」

 ・お口の中のpHを正常に保って歯が溶けるのを防ぐ・・・「緩衝作用」

 

【唾液が減るとどうなるの?】

こんなに働きものの唾液!

そんな唾液が減ってしまうと、どうなるのでしょう・・・?

唾液の分泌量が減って「口が渇く」という状態。

一時的なものなら良いのですが、慢性的になると「ドライマウス(口腔乾燥症)」という病気です。

唾液の量が減ると、お口の中の洗浄作用が少なくなります。いつまでも食べかすがお口の中に溜まったままになり、その食べかすをエサにして細菌が増える、という状態に・・・。

さらに、飲食によって下がったお口の中のpHもなかなか元に戻らなくなります。

お口の中が酸性のままだと、酸がエナメル質という歯の表面の層を溶かしてしまいます。(エナメル質の脱灰)

そう、働きものの唾液が少なくなると、むし歯や歯周病のリスクが高まるのです!

また、細菌が溜まることによって口臭の原因にもなってしまいます。

 

【唾液が減るのはどうして?】

唾液は、自律神経(内臓をコントロールする神経)からの指令が唾液腺に伝わり、血液を元にしてつくられます。

簡単に言えば、唾液という「製品」を作るにあたっての、自律神経が「指令部」、唾液腺が「工場」、血液が「材料」というわけです。

なので、唾液が少なくなるということは、「指令部」である自律神経のバランスが乱れていたり、「工場」である唾液腺の不具合であったり、「材料」である血液が不足していたり、という様々な原因があります。

 

【唾液の分泌量アップ!】

ふだんの生活の中で少し工夫することでも唾液の量をアップさせることもできます。

  • よく噛んで食べる

  噛むことによる刺激で唾液腺や自律神経も刺激され、

よりたくさんの唾液が分泌されます。

  • 規則正しい生活をする

  唾液をつくる為の「指令部」である自律神経のバランスを整えることも大切。

  自律神経は、交感神経と副交感神経が交互にはたらいてバランスを保っています。

  睡眠時間や食事の時間などが不規則になることでもバランスが乱れます。

  • コーヒー、紅茶は控えめに。お酒もほどほどに・・・

  カフェインの入った飲み物やアルコールには利尿作用があります。

  尿の排泄によって体の水分が減ると、唾液の材料である血液も減り、

  作られる唾液量も少なくなります。

  • 口呼吸ではなく鼻呼吸にする

  口で呼吸をすると唾液が蒸発して、おのずとお口の中が乾燥します。

  • 唾液腺マッサージをする

  強くゴリゴリとするのではなく、やさしくマッサージをしましょう。

いかがでしたか?

唾液にはむし歯や歯周病のリスクを軽減するという、とっても役に立つ働きがあることが分かりましたね!

また、普段の生活にひと工夫することで唾液の量をアップできることもできますので

試してみてください。

唾液腺のマッサージ方法についても分かりにくい場合は当院の歯科衛生士にお気軽にお声かけくださいね!

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