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あなたは、歯を失う二大疾患をご存じですか?

「むし歯」はまっさきに浮かんでくることだと思います。

もう1つは・・・そう「歯周病」なんです。

実はこの歯周病、歯の病気だけではなく、なんと全身の病気と関係があるのです!

今日は、その「歯周病」について、しっかりとお話ししようと思います。

歯周病とは・・・

まず、「歯周」とは具体的にはどの部分なのでしょうか?

読んで字のごとく、歯の周りで歯を支えている土台のことを歯周組織といいます。

歯周組織は、目に見えている歯肉(歯茎)と、外からは見ることができない歯根膜、セメント質、歯槽骨で構成されています。

歯の構造

この歯周組織に起こる病気が歯周病です。

歯周病は、プラーク(歯垢)という、歯に付着する細菌の固まりにより引き起こされます。

歯周病の直接的な原因は、これらの細菌の感染であり、これら細菌に体の生体防御機能(免疫)が負けてしまったときに歯周病になります。

歯周病とは感染症なのです。

この歯周病の直接的な原因となる細菌を「歯周病原性細菌」といい、これらの細菌は他のいろいろな細菌と集落を作って生活をしています。

これを「バイオフィルム」といいます。

例えば、台所の排水溝などに付着しているヌメヌメした汚れ・・・。あれを想像して頂ければいいと思います。

歯周病の原因となる細菌は、このような「バイオフィルム」と呼ばれる集落を作って生活しているため、単に薬をつけても細菌を死滅させることができません。

そして、症状の進行とともに歯がぐらつき、最終的には抜けてしまいます。

ご存じのとおり、抜けた歯は二度と元には戻りません。

こうやって、次第に1本、、、2本、、、と歯を失っていくことになるのです。

歯周病の進行度

歯周病の進行度は、①歯肉炎 と ②歯周炎 の2段階に大別できます。

①歯肉炎

歯周病の原因となる細菌は毒素を出して体の組織内に入り込もうとします。

体は外から異物である細菌が入り込もうとすると防衛機能が働いて、その細菌が入ってこないように戦います。いわゆる免疫反応ですね。

細菌と戦っていると、戦場となった歯肉(歯茎)は焼け野原のような状態になります。

この状態が「炎症」です。

実際には歯肉が腫れたり、出血しやすくなります。

この段階が「歯肉炎」です。

ほとんどがブラッシングや歯石除去だけで改善されます。

若年層の方でも思春期性歯肉炎や、妊娠中の妊娠性歯肉炎などの注意が必要です。

②歯周炎

体の防衛機能がなんとか細菌の侵入を食い止めようとしても、プラークが溜まり細菌が増え続ければ、体側はだんだん不利になって後退していきます。

歯周病説明用

その結果、歯肉が下がり、歯周ポケットができてしまいます。(上記図参照)

歯周ポケットとは、歯と歯肉の境目にできる病的な隙間のことをいいます。

この歯周ポケットができると細菌はさらに暴れるようになり、炎症はより深いところまで進んでいき、やがては歯を支えている骨(歯槽骨)などの部分に近づきます。

すると歯を支えている骨は炎症から逃げようとして、体に吸収されていきます。

これが「歯周炎」です。

この状態になるとさらにポケットは深くなり、炎症も拡大し、やがては歯の根元まで進んでいき、最終的には歯が抜けてしまいます。

歯周病と全身疾患の関係

成人における歯周病は、近年のさまざまな研究から、生活習慣病との深い関係性が分かってきました。

特に、歯周病と糖尿病、心疾患、肥満などは、互いに影響しながら重症化する傾向があることもあきらかになっています。

Pと全身疾患との関係

●糖尿病

糖尿病は喫煙と並ぶ歯周病のリスク因子で、糖尿病の合併症の1つともいわれています。

また、炎症を起こした歯周組織の影響で、インスリンの働きを妨げて血糖値を上昇させるとも考えられており、歯周病治療によりインスリンの働きが活発になり、改善されることがわかっています。

●心疾患

歯周病原性細菌が血液中に入り、心臓などに感染を引き起こすことがあります。

また細菌などの刺激によって動脈硬化が進行し、狭心症や心筋梗塞が引き起こされることもあります。

●肥満

内臓の周りに脂肪が溜まる「内臓脂肪型肥満」は、動脈硬化を進行させる原因の1つです。

上記したように、歯周病の原因となる細菌などの刺激によって、この動脈硬化がさらに進行していきます。

この他にも、歯周病に罹患している妊婦さんは早産、低体重児出産のリスクが高くなるという報告があります。

「歯周病は歯の病気」と思っていた方は多いと思いますが、全身の病気に関係してくるとは驚きですね!

歯周病は初期の段階では痛みなどはほとんどありません。

「歯磨きをしっかりしてればいいよね?」

と思われた方・・・。セルフケアは必須ですが、それだけでは足りません。

最初にお話ししましたように、細菌は「バイオフィルム」という集落を作って生活していて、それはセルフケアだけではしっかりと取り除くことができません。

毎日のセルフケアはもちろんのこと、それと同時にプロのケアも必要となります。

歯ブラシでは届かない歯周ポケットに入り込んだバイオフィルムは、歯科衛生士のケアによって取り除くしかないのです。

入れ歯もプロフェッショナルなケアが必要です

「入れ歯は人工物なので磨く必要はない」と考えている方も少なくないと思いますが、もちろん入れ歯もケアが必要です。

ケアをしないままでいるとプラークが溜まり、その中の細菌を誤飲・誤嚥し、肺炎を招くリスクがあります。

またその細菌によって、健康な歯まで歯周病やむし歯になる可能性もでてきます。

まずは入れ歯専用のブラシなどを使った清掃が最も重要です。

そしてブラシなどの清掃で取りきれない歯石や細菌には、化学的な清掃方法をとります。

当院では、市販されていない歯科医専用の強力な薬剤と超音波を用いて入れ歯についた歯石や細菌を取り除く、入れ歯のクリーニングをおこなっております。

驚きの洗浄力ですのでぜひ一度お試しください。

歯周病の治療・予防は、あなたと歯科衛生士との二人三脚で初めて成立します!

治療や予防について詳しくお知りになりたい方はご遠慮なく当院スタッフにお気軽にお尋ねください。

治療の為の定期的な通院、治療後のメンテナンス・・・

忙しい中、大変だとは思いますが、一緒にがんばっていきましょう!!



歯科衛生士の住井です。

今日は入れ歯について書こうと思います。入れ歯と聞くと一気に老けてしまったように感じてしまいますが抜けてしまった部分に何も入れない方がずっと老けて見えます。

なくなった歯を補いおいしく食事をしてさらに若さを保つものだと考えると入れ歯も前向きに入れられると思います。

入れ歯にも保険で作れるものと保険外の物があります。

まず保険の入れ歯について書きます。

入れ歯写真

良い点

①保険の物は費用の負担が抑えられます。

②素材がレジンというプラスチックです。そのためもし歯が抜けたりした場合も増歯が行えたり修理がしやすいのです。

欠点

①プラスチック素材に吸水性があるため汚れやにおいが付きやすいことです。

②厚みもあるので保険外のものより違和感はあると思います。

③総義歯になると歯ぐきや口蓋を覆う部分が広くなり食事の時などは味、温度などを感じにくくなります。

保険外の入れ歯にもいろいろ種類がありますが今日はノンクラスプデンチャーについて書きます。

ノンクラスプデンチャー

良い点

①歯にかかるバネ(金属部)がありません。部分入れ歯には入れ歯を固定するために金属のバネが付いています。これが見えると入れ歯をしているというのがわかってしまいます。審美的にも気になる方はいらっしゃると思います。ノンクラスプデンチャーは見た目がとても自然です。

②素材も薄く軽いので異物感が少ないです。弾力性のある特殊ナイロンで装着感がいいです。

③ピタッと歯ぐきに適合が良いので噛む力が全体に分散されて痛みも少なくよく噛めます。

欠点

①費用が保険の物よりはかかります。

②増歯ができないので追加で歯がなくなった場合には再度作成が必要となります。

このように保険の入れ歯とノンクラスデンチャーは良いところもありますが欠点もあります。私たちの口の中は敏感でほんの少しの異物でも違和感を感じます。

ただ、毎日入れていると入れ歯を入れるということに慣れて違和感も減ってきます。この時にノンクラスプデンチャーは保険の物より薄いので慣れやすいです。自費の入れ歯は、インプラントやブリッジに比べたら劣るかもしれませんが、保険の入れ歯よりは快適です。費用は高くても、それで豊かな生活が手に入るのなら、決して高いとは感じないのではないでしょうか?

私は今、歯科衛生士をしていますが子どもの頃は歯医者嫌いで虫歯がひどく乳歯を抜歯したことがあります。その時に乳歯を早く抜きすぎたので永久歯が生えるまで1本義歯をしたことがあります。金属のバネで固定していたので入れ歯だとすぐにわかります。なかなか、小学生で入れ歯をいれている人っていないですよね。

あの経験があるからこそ私はノンクラスプデンチャーを入れてみたいし勧めたいです。

今までに保険の入れ歯を入れた経験がある方なら違いはよく分かると思います。ぜひ興味がある方は聞いてください。

また、当院では、入れ歯の汚れは全身疾患を悪化させるものとして、入れ歯洗浄を行っております。たかが入れ歯と思わず、毎日お口にいれるものです。大切な衣服をクリーニングに出すように、入れ歯の汚れも定期的にきれいにしてくださいね。

河底歯科・矯正歯科では、歯科治療を通して皆様に豊かな人生、幸せな生活を取り戻していただくことを目指して日々診療しております。

失ってはじめて、1本の歯のありがたみがわかり、11本の歯に役割があることを痛感するのです。

1人ひとりの患者様のお口の悩みに寄り添えるような歯科衛生士を目指して私は今日も進んでいきます。皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

歯科衛生士の吉岡です。今日は、歯科での麻酔について書いてみたいと思います。

麻酔を使う場面はどのような時なのでしょうか?


一般的に神経のある虫歯を治療するときや抜歯、インプラント等で使用している歯医者さんが多いかと思います。

もちろん、当院でも同じです。(乳歯の虫歯処置の場合の麻酔は行っていません)

歯医者の麻酔と聞くと皆さんは「痛い」「歯茎に注射」そんなイメージがあると思います。。

しかし、当院の麻酔は、ほとんど痛みがありませんし、そもそも麻酔を打ったことさえ、気づかない方もいらっしゃいますのでご安心下さいね。

そこで今回は当院のやり方に沿って麻酔が少しでも好印象になるポイントをいくつか紹介します。

ポイント①:表面麻酔

表面麻酔にはジェルタイプのものやシールタイプのものがありますが

当院ではシールタイプのものを使用しています。

縦横5ミリぐらいに切ったものを麻酔するところ(歯茎)に貼って約1分待ちます。。

表面麻酔は、表面(歯茎)の感覚を麻痺させる方法です。「麻酔の麻酔」といったところでしょうか。注射針の入る痛みをかなり軽減します。

表面麻酔シール

ポイント②:カートリッジ(保存温度)

当院では保温器でカートリッジを痛みが少ないと言われる37度に温め、保温しています。

麻酔

ポイント③:注射器

当院には二種類の注射器があります。どちらも電動注射器なので自動的に組織の硬さに合わせて一定の速度で薬液を注入できるので注入時の痛みが比較的少ないです。この時に一定の速度で薬液を注入できることや、注射針の入れ方などに歯科医師の技量がでます。院長は、極めて「痛みの少ない」治療にこだわりを持っているので痛みのなさを確かめて見て下さい。

麻酔2

ポイント④:注射針

針の種類は太さが三種類あり、0.3ミリ、0.28ミリ、0.26ミリとあるのですが

当院では刺す痛みを軽減するために0.26ミリと一番細いタイプのものを使用しています。

このように、痛みの少ない治療には、テクニックと最新の医療機器が必要です。

また、治療に来られて麻酔をした際に、麻酔をしてある程度時間がたっているのに効いている感じがしない、そのような経験をした方いませんか?

治療中の歯の痛みを消失させるには、歯茎から注射した麻酔薬が、骨の内部に浸透していき、歯根の周囲で歯の内部に繋がる神経をブロックしなければなりません。痛みなどの刺激は神経線維を介してインパルスという電気信号として脳に伝えられます。脳にこの信号が伝わらない様に、局所麻酔薬には電流をブロックする作用があります。この麻酔の作用は周囲の組織のpHにより効き目が左右されるため、以下の条件のような場合に、麻酔が効きにくい状態となることがあります。

1.強い炎症を起こしている時
2.周囲の骨が硬い場合
3.根の周囲に膿が溜まっている場合
4.下の奥歯

歯の神経や歯肉、歯根の周囲に強い炎症があり、その炎症が強ければそれだけ麻酔は効きにくくなります。
また、長期間放置されていた虫歯の歯や、膿んだままになっていた歯では、骨の中にばい菌が侵入してこない様に、骨の側の防御機転により骨自体が石のように硬くなる場合があります。骨が硬いと麻酔が染み込みにくくなるため、神経のところまでなかなか届かないことになります。したがって、歯の治療に苦手意識があり、おかしいなと思いつつも、ついつい受診を先延ばしにしてしまう方、痛くなるまで放っておいて急患として来院する「今すぐ何とかして!!」タイプの患者さんほど、麻酔は効きにくいのです。


当院では麻酔が聞かない場合、麻酔の量を追加させてもらうようにしていますので、もしそのような場合がありましたら院長やスタッフまで声をかけていただくとよいと思います。

また、あまりにも強い炎症を起こしている場合には、まず抗生剤を23日服用していただき、治療を次回に持ち込むことも選択肢の一つです。

むし歯などを早めに治療していれば、麻酔が効きにくくなる状況になることはありません。ほとんどが痛みをギリギリまで我慢してしまった場合に起こるので、定期的に検診などを受けたり、おかしいなと思ったら早めに受診していただければ、治療自体も簡単に済みます。




生え変わり

今回は、歯の生え変わり時期にみられるいくつのトラブルについてお話します。アシスタントの重森です。

●乳歯から永久歯への交換の仕組み

まずは基礎知識として、乳歯から永久歯への交換の仕組みについて説明しますね。

以前のブログでもお話ししましたが、乳歯は、単純に永久歯が生えてくるまでの歯というわけではなく、次に生えてくる永久歯を誘導するガイドの役割も担っています。

乳歯が生えるのと同時に、その下では永久歯が日々、成長しているのです。

個人差が大きいですが、生後9ヶ月頃に乳歯が顔を出します。そして、この頃に顎の骨の中では永久歯の赤ちゃんが作られていきます。

乳歯は3歳ころには生えそろいますが、この頃にはすでにそれぞれの乳歯の下に永久歯が成長して生える準備をはじめています。

そして、6歳頃から生え変わりが始まります。生え変わりが近づくと乳歯の根っこは少しずつ吸収されて短くなりグラグラしてきます。また乳歯の下から、成長した永久歯が顔を出そうと突き上げることで乳歯は更にグラグラしていき、やがて乳歯の根がなくなり自然に抜けて、そのあとから永久歯が顔を出します。

●乳歯がいつまで抜けない・・・

このようにして、乳歯から永久歯への生え変わりが行われるのですが、その間にいくつかのトラブルが起こる場合があります。

よくお母様から伺うトラブルのひとつに「乳歯がいつまでも抜けない・・・」というものがあります。

以前のブログでもお話ししましたように生え変わりには個人差が大きく、半年~1年弱くらいの幅はあります。

歯がグラグラしているが、歯が痛い、歯茎が腫れている、噛み合わせが悪い・・・といったことがなければ、自然に抜けるのを待ちます。

しかし、1年以上たっても抜けない場合、もともとそこに永久歯がない、事も考えられます。

「先天性欠如」といい、最近多くなっています。2007年~2008年にかけて行った調査では10人に1人がこれに該当するという結果が出ました。(日本小児歯科学会より)

下から突き上げてくる永久歯がない為、乳歯がいつまでたっても抜けないのです。

その結果、周りの永久歯との大きさの差で歯がデコボコになり、前歯の場合は見た目に違和感が生じます。奥歯の場合は、咀嚼に問題がおこってくる事も考えられます。

ただ、お口の中の状態は人それぞれなので、生えている乳歯を長持ちさせた方が良いのか、歯並びに影響するので抜いたほうが良いのか、はケースバイケースです。

場合によっては矯正を行うケースもあり、これは成長に合わせて対策を考えていく必要があります。

少しでもご心配な場合はご遠慮なく受診してください。お口のレントゲンを取れば永久歯があるかないかが分かりますし、定期健診をすることでその後の対策も細かく考えていくことができます。

●乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきた・・・

このトラブルもよく耳にします。

「このままで良いのだろうか?」と不安になりますよね。

乳歯が残ったまま、永久歯が生えてきた場合、乳歯が外側に倒れて、永久歯が内側に曲がって生えたりすることもあります。

このように歯並びにも影響を与える可能性が考えられますので、歯医者さんを受診されることをおすすめします。

医院では、反対側や上の歯がどんな状態なのかを診て、噛みあわせなども考え、グラグラしていなくても抜いたほうが良いのか、待ったほうが良いのかなどを状況に応じて判断します。

●乳歯は永久歯の歯並びにも関係が・・・

永久歯をきれいな歯並びにするためには、乳歯のうちからあごの骨を大きく育てることが大切です。ここで言う、あごの骨、とは「歯槽骨」という歯が生えている土台の骨のことで、ガイコツの下顎部分全体という意味ではありません。

この「歯槽骨」が歯に対して小さいと歯並びも悪くなります。

「歯槽骨」を大きく育てるためには、まず噛むこと!噛むことがお口の運動になります。

歯の生え変わりが始まってしばらく経ったころ、小学校低学年の頃がチェックポイントの1つ。この頃に、虫歯を作らないこと、よく噛む生活をおくること、よく噛むために食欲をわかせること、しっかり噛めるために正しい姿勢で食事をさせること、などに気をつけてみてください。

●生え変わり時期の食事

小学校中学年頃になると、奥歯(臼歯)が生え変わる時期になります。

奥歯なので歯がないと、上手に噛めない、咀嚼に時間がかかる、物によっては食べにくい・・・といったことがあります。

これは仕方ない事です。この時期はこのようなお口の中の環境であることを理解して、食事を早くすませるよう急がせないこと、子どもにしっかりと噛んで時間をかけて咀嚼することが大切であることを説明してあげてください。


乳歯から永久歯への生え変わり時期はいろんな不安があると思います。

ご心配なときはまず受診してください。

そして、心配事がなくても、気づきにくいトラブルに対処するため定期健診をおすすめ致します。歯科検診の結果と歯科で受ける検診の結果は、違うことがあります。歯科検診は、一人の歯科医師が大勢の生徒を一度に診るのと、十分な機材や設備がない中で行います。また、特に矯正治療というような歯科の中でも専門的な分野に関しては、矯正医でないと診断できないケースも多々あります。定期的に歯科医院でお口の中を診ることによって、適切な判断を下すことができます。ぜひ、機材や設備の整った歯科医院で検診を受診下さい。


今日は当院のインプラントの特徴についてご説明させていただきます。歯科衛生士の吉岡です。

当院では、歯がなくなったときの選択肢として、インプラント、ブリッジ、入れ歯を説明しております。患者様には、それぞれのメリット・デメリットをお伝えしたうえで選択していただいております。

インプラントとは、歯を喪失したあごの骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、上にかぶせをしていくものです。

インプラントをされた方からは、

・痛みがほとんどない

・自分の歯との違いがわからないくらい普通に食事ができる

とのご感想をいただいております。

健康保険がきかないので費用がかかるのと全身疾患を抱えていたり、特定の薬を継続して飲まれている方などには適応しない場合がありますが、

・機能性

・耐久性

・審美性

・手入れの簡単さ

などでは、なくなった歯の選択肢として一番のおすすめです。

では、インプラントがどういうものか、図で見ていきましょう。

インプラントの構造

インプラントは3つの基本構造で成り立っています。

下から、フィクスチャー、アバットメント、上部構造と呼ばれるものになります。

フィクスチャーはあごの骨の中に埋入されるチタン、あるいはチタン合金でできた円柱状の構造体です。

アバットメントはフィクスチャーと上部構造をつなぐ部品です。通常フィクスチャーとスクリュー(ねじ)で固定されます。

上部構造はアバットメント上に装着されるかぶせのことです。

インプラントは、実は医院によってやり方や種類も違ってきます。

当院では患者さんの負担を考慮し1回の手術で終わる1回法を行っており、世界70か国以上に歯科用関連製品を提供しているスイスのストローマンというメーカーを使用しています。世界で500万人以上の患者さんがストローマンインプラントによる治療を受け、患者さんのQOL向上に貢献しているといわれています。

また、当院は患者さんの骨量が十分な場合にインプラントを行っておりますが、

95%の方が

「抜歯と同じくらいだった」

「緊張してきたのに何ともなかった」とおっしゃられています。

1本歯がなくなると、再生することはできません。確かに1本40万前後しますと高い買い物にはなりますが、これで今まで食べていた食事と変わらず、固いおせんべいがばりばりと食べられたり、おいしいお肉をぎゅうっと噛みしめて食べられるわけです。

当院では、インプラントの後も、特にインプラントをされた方にはメンテナンスの重要性を詳しくお伝えし、メンテナンスにお越しいただいております。メンテナンスに3か月毎に来院されている方には、保証制度もあります。

インプラントの手術から、上部構造(かぶせ)が入るまでは通常2,3か月はかかりますが、その後のメンテナンスは、思わず寝てしまうほど、快適です。経験したことのないツルツル感をぜひお試しください。

アシスタントの重森です。冬休みが終わり、世の中のお母さんは、ほっとされているのではないでしょうか?


今日は、お子様の歯の本数について、書いてみたいと思います。意外と歯の本数ってご存知ない方が多いんです。

「あれ?うちの子、今、何本生えているのかな?」特に小学生頃のお子さんがいらっしゃる方でしたら、大人の歯が何本生えたのか?気になるところですよね。また、3歳くらいの小さなお子さんをお持ちの方ですと歯がどれくらい生えてきたのか?などもお子さんの成長を感じる上で楽しみではないかと思います。子どもの歯、いわゆる乳歯は上下でそれぞれ10本ずつ、合計で20本、生えてきます。ちなみに大人の歯、いわゆる永久歯は上下それぞれ14本、合計28本です。親知らずを含めると28本+4本で32本になります。

乳歯


乳歯から永久歯への生え変わりの時期については個人差がありますが、目安として参考にしてください。乳歯は3歳頃までに20本すべてが生えそろいます。そして6歳頃から永久歯が生え始めます。まず「6歳臼歯」という大きな大人の歯が乳歯の一番奥に生えていきます。

歯ブラシを奥歯に入れるとお子様が「おえっ」となってしまう、または、奥までよく見えなくてついつい歯ブラシが届かないなど難しいですが、この6歳臼歯は、大人の歯です。死ぬまで一生使う歯ですから、大事にしてあげてくださいね。

つづいて、7歳~11歳頃には、まず切歯が、続いて犬歯(糸切り歯)と小臼歯が順々に生え変わります。そして12歳頃には第二大臼歯が生え始め、14歳頃までには親知らず以外の永久歯が生えそろいます。第二大臼歯は6歳臼歯のさらに奥なので歯ブラシが届きにくい為、虫歯に注意しましょう。なお、生え変わりの順番についてはばらつきが大きいので必ずこの限りではありません。生え変わりの時期についても個人差があります。乳歯は34ヶ月、永久歯は1年弱ほどの差があっても異常ではありませんのでご安心ください。

また、お母さまとお話していると、乳歯は、いつか抜けるから、という考えをお持ちの方が多いことに驚きます。

乳歯は、単純に永久歯が生えてくるまでの歯というわけではなく、次に生えてくる永久歯を誘導するガイドの役割も担っていますので虫歯などで乳歯があまりにも早い時期になくなってしまうと後から生えてくる永久歯にも影響が出る場合もあります。

生え変わりの期間は小学校に通いお子さんの自立心も次第に出てくる時。お口の中の状態までお父さん、お母さんの目が届かなくなる時期かもしれません。また、乳歯でもむし歯になってしまうと、痛みを避けるために、噛むところが偏る場合があります。これが癖になると歯並びに影響を与えることもありますので、 「ただの乳歯」ではなく、乳歯だからこそ、大事にしてあげてください。

当院に通院されているお子様は3か月ごとにフッ素を塗布し、ご家庭でも毎日のフッ素洗口を推奨しております。お子様に初めて歯が生えた時の感動を思い出して、一生自分の歯で食べられるよう、親子で歯を大切にしてくださいね。

歯科業界は、日進月歩で進化しています。補綴物といって歯のかぶせ、つめものも10年前とは全く違う材質のものが出てきます。

当院では、この度、自費のかぶせの種類を一掃し、自費のかぶせ及びつめものには一切、金属を使わないメニューとなりました。

一度、セラミックを入れた人は、銀歯を入れません。その理由をご説明します。

1.  目立つ

2.  むし歯になりやすい

3.  歯茎が黒くなる

4.  銀歯の下でむし歯が広がる

5.  汚れがつきやすい

もう少し、個別に詳しく見ていきます。

まず、①銀歯はなんといっても見た目が悪いです。口をあけて笑ったときに見えるこの感じ。

銀歯写真

やはり、歯の色は白く透明感があるほうが見た目にもきれいで第一印象もよくなりますし、銀歯が見えると年齢が実際より上に見えます。

次にむし歯になりやすいです。一度削った歯は、またむし歯になる可能性が高いです。

最初は小さなむし歯でつめものをしたけど、何年か経ち、全体のかぶせになり、また何年か経ち、抜歯し、ブリッジになり、入れ歯になり、歯がなくなるという方が多いです。

むし歯になるのは、自分の歯と銀歯の間がむし歯になるからです。お口の中に入れた銀歯は、酸性、アルカリ性、熱いもの、冷たいもの様々なものを食べることにより、劣化し、むし歯になるのです。

次に歯茎が黒くなります金属アレルギーがない方でも、銀歯を口の中に入れると、金属が溶け出すことにより、白い歯・ピンク色の歯茎は変色してきます。金属を入れた周り、ぜひ鏡で見てみてくださいね。

次に④銀歯の下でむし歯が広がります。痛いなどの症状が出てかぶせをとってみたら、むし歯は、こんな感じで広がっています。

銀歯の下でむし歯が広がっている写真

銀歯は、歯とはもともとくっつかない性質のものです。ですので、取れない形にしてはめこんでいます。銀歯が取れて中が大きなむし歯になっていた、ということはよくあることです。セラミックは歯とよくくっつくので中でむし歯がひろがることはありません。

最後に⑤銀歯は汚れがつきやすいです。

銀歯はこの50年間作り方が変わっていません。印象材で型をとり、接着するというこの作り方、50年も前から、ほとんど作り方が変わっていないのです。銀歯の表面には、目に見えない小さな傷が多くあり、その傷の中に細菌がつきます。歯ブラシで磨いても、傷の中の細菌はとれないのでお口の中にべとべと感が残ります。セラミックは表面を一度コーティングしてから焼くので傷がなく汚れが付きにくいのです。

いかがでしたか?最後に銀歯に使われる材料についてご説明します。

いわゆる銀歯の材料は、金銀パラジウム合金です。ヨーロッパなどの先進諸国では金パラの使用はなくなりました。特にドイツでは銀歯と慢性疲労症候群との関係が言われており、実際に、銀歯をセラミックに変えたら、慢性的な体調不良(頭痛や肩こり)がほとんどのケースにおいて軽減されたという報告があります。

これについては、日本では金パラは認められている材料ですし、絶対に悪とはいえませんが、歯科業界の進歩にともない、メタルフリーの時代になっていることは確かといえます。

当院では、説明を受けずに銀歯を入れられたということのないよう、かぶせについては必ずご説明をしまして、選択していただいております。