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1期治療と2期治療の違いについて

きれいな歯並び

毎日寒いですね。新たに12月から河底歯科・矯正歯科に入職しました、歯科衛生士の住井です。こんにちは。

今日は矯正治療についてお話しようと思います。

矯正治療ってどういうイメージがありますか?

実は、半分以上の人が自分の歯並びを気にしているといわれています。また、日本にはこれだけ多くの歯科がありながら、日本にきた外国人の方が日本人の歯並びの悪さに驚くそうです。

実は気になっているという方に矯正治療をわかりやすく、ご説明いたします。

矯正治療は大きく分けてⅠ期治療とⅡ期治療に分けられます。

Ⅰ期治療は簡単に言えば、乳歯が混在している歯列の状態です。

Ⅰ期治療の目的は顎の骨格を矯正し上下の顎の大きさ、バランスを整え永久歯が並ぶスペースの確保をします。顎を矯正するマウスピース、プレートなどを使用します。最近は柔らかい食べ物を好む傾向があり硬い物を食べる機会が少なくなっています。そのため顎が小さく永久歯が並ぶスペースが確保できなくなっていると考えられます。Ⅰ期に矯正治療を行うメリットは顎の成長を促し永久歯を抜歯する可能性を少なくします。Ⅱ期治療が必要となっても矯正期間も短縮できる可能性もあります。顎のバランスが整うと顔立ちも自然になります。Ⅰ期治療はⅡ期治療の前の段階とも考えられます。

親御さんが矯正治療をされている方で時々誤解がありますが、1期治療は、2期治療とは目的が違っており、顎の大きさや上下のバランスを整える時期なので、劇的な変化はありませんし、どちらかといえば、長い時間をかけて緩やかに治療を行う時期です。ですので、矯正治療=歯を積極的に動かすワイヤー矯正と思われている方は、1期治療を理解するのが難しいといわれる方もいらっしゃいます。しかし、1期治療こそ、顎の成長がまだ終わっていない時期だからこそ、矯正治療を始めるゴールデンタイムといえます。

この時期に矯正治療を選択される、お母さまは、お子さまの未来を考えてよい選択をされた、と自信をもってください。当院では、舌癖がある場合などはMFTも行っておりますし、取り外し式の装置で舌を置く位置を指導したり、顎を広げる治療を行ったりしています。

Ⅱ期治療は小学校高学年から中学生ぐらいの永久歯が生えそろった時期から行えます。Ⅱ期治療は主に永久歯を動かし理想的なきれいな歯並びを目的としていますので、これぞ矯正!というほど劇的な変化が見られます。ただし歯は通常1か月で動くのは、およそ0.3㎜です。矯正治療を受ける患者さんの歯は平均して4㎜の移動が必要です。そうすると、3㎜動かすのにおよそ1年かかりますので時間はそれ以上になるのが通常です。

永久歯が生えそろうと顎の位置などがもう決まっているのでスペースがない場合は抜歯を行いスペースを確保します。

いかがでしたでしょうか?1期と2期がわかりやすく、伝わればうれしいです。

歯並びは人それぞれで個性があります。しかし、矯正治療を行い歯並びが良くなると歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。発声も正しくできるようになります。噛みあわせも良くなるので体のバランスが良くなり片頭痛なども改善傾向に向かいます。しっかり噛めることにより胃腸の調子も整います。そしてコンプレックスがなくなり笑顔が多くなります。どのように治療を行っていくのかは矯正歯科医の診断が必要です。歯科医院に行ったら矯正治療をしないといけないのではないかと敷居を高く感じておられる方が多いと思います。

まずは気になっていることを相談してみてください。

そこで納得して矯正治療がスタートします。歯並びで人生が変わります。




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