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抜歯における注意事項 できるだけ歯を残す治療だけど抜歯した際に注意すること

こんにちは、雨が続くお盆になりそうですね。

さて、今回は抜歯後の注意事項についてお話ししたいと思います。

当院では、できるだけ歯を残すという考えで治療しています。しかし、残念ながら避けられないケースもあります

手遅れになった虫歯や歯周病、歯が割れてしまった、隣の歯を傷めている親知らずなど

抜歯には明確な理由があります。

みかんやいちごがパックの中に入っていて傷んできたものをそのままにしておくとどうなるでしょうか?

かびが生えたようになっているものは、隣のみかんやいちごにまで影響を及ぼしますよね。当院では、大きくなってしまったむ

し歯もできるだけ残すように治療をしますが、致し方ない時には抜歯をおこないます。

抜歯になってしまった場合、その前後で注意していただきたいポイントがいくつかあります。

①持病の薬は必ず申告してください!

血液サラサラの薬を飲んでいる方は、抜歯後に血が止まりにくく、通常より厳重な止血が必要になります。

また、骨粗しょう症の薬(ビスフォスフォネート系製剤)を飲んでいると、抜歯をしたとき顎の骨が壊死してしまう可能性がおります。

ビスフォネート系製剤を服用している方が歯を抜く時はお薬を処方されている先生に相談しますので必ず事前に教えてください。

②抜歯後に気を付けること

抜歯の時は麻酔をしていますので、抜歯後1、2時間くらいお食事は気をつけてください。

麻酔が切れるのは個人差があるので人によっては半日ぐらいしびれている方もいますが

だいたい2時間ぐらいで切れてきますので、様子見てお食事してください。

感覚がない時にお食事すると、ほっぺを噛んだり熱い飲み物はやけどしたりするおそれもあります。

麻酔が切れて痛みがあるようでしたら、痛み止めをお渡ししますので早めに飲んだください。

化膿止めで抗生剤も2日分お渡ししますので、毎食後全部飲み切ってください。

また、抜歯後の翌日から使用していただくうがい薬も、処方しますので消毒代わりに使ってください。

抜歯後にガーゼを15分~30分噛んで止血をしてもらいます

この方法は、圧迫止血法とよばれる方法で、簡単なだけではなく止血効果も高いです!

時間がたっても出血が止まらない場合は、替えのガーゼをお渡しますので、

丸めてまた30分ぐらい噛んでおいてください。徐々に止まってきます。

抜歯後の当日は抜いたばかりですので激しいうがいをするとかさぶたがはげて

出血するので、激しいうがいは控えてください。

抜いたところは穴があいて、食べ物が挟まりやすいので抜歯の翌日からしっかり

うがいをして汚れを取り除いておいてください。

歯ブラシでゴシゴシ擦るのはやめてください。

穴が塞がるまで数ヶ月かかるので、それまではうがいをお願いします!

また抜歯後当日は、激しい運動や、長い入浴は血液の流れが良くなり、出血のリスクが高まるのでシャワー程度でお願いします。

アルコール、喫煙は傷の治りが遅くなったり、化膿するので当日は控えてください。

痛みや出血が止まらない場合や、なにかありましたら早めにご連絡くださいね。

当院では、抜歯は最終手段です。今ある歯を一本でも多く残せるように歯科医師はもちろん衛生士、フタッフも全力でサポートします! 8020(8020)を目指しましょう☆

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